oyado report

 

東京からたった2時間ちょっと。四季折々、海と山と湖の恵みを満喫できる茨城へ、小旅行に出かけませんか?
旅の拠点にぴったりの素敵なお宿と、1泊2日で楽しむモデルプラン。 観光いばらき編集部が実際に宿泊して、皆さんにご案内します♪
日帰りじゃ遊びたりない。おいしいものもいっぱい食べたい。ゆったり羽を休めたい。 そんな「特別」や「おもてなし」、「くつろぎ」を約束してくれる、いばらきのお宿。 わたしたちが自信を持ってお勧めします。

今回の旅の舞台は、茨城県常陸太田市。大子町、北茨城市と並んで茨城の北端に位置する山あいのまち。テレビCMで話題になった「竜神バンジー」を体験できる竜神大吊橋や、水戸黄門の隠居として知られる「西山荘」が特に有名です。今回は、一年で最もにぎわう秋にオススメしたい、食も景色も満喫できる常陸太田旅へ。
旅の拠点となるお宿は、里山ホテル ときわ路です。
光圀公が晩年を過ごした、静かで穏やかな里を見下ろす場所。自然の中で木々の揺れる音や小鳥のさえずりを聴きながら、やさしい時間を過ごすことができるお宿。
車なら、常磐自動車道・日立南太田インターチェンジから常陸太田方面へ。のどかな田園風景の中を走るJR水郡線を利用しての電車旅もオススメです。

常陸太田市街を抜けて竜神峡方面へ。名跡・西山荘から北へ車を走らせること約5分で里山ホテル ときわ路に到着です。「里山ホテル」という名前の通り、都会の喧騒とは真逆のロケーション。リゾート地に来たみたいな気分です♪建物に入ってすぐ右手のカウンターでチェックインを済ませたら、お部屋へ向かう前にラウンジを散策。吹き抜けになっている開放的なスペースに居心地のよいソファが置いてあって、のんびり時間を過ごすのに最適です。さっそくソファに座ってぐるりと見渡してみると、あちこちに可愛らしい装飾が♪木の実や枯葉をあしらった飾りや、苔玉の置物。ホテルの周りの里山から見つけてきた自然の素材を使って、スタッフさんが手作りで飾り付けているそうです!里山ホテルは、まさに里山の魅力を伝えるライフスタイルホテル。滞在中に、あちこちで自然の恵みに触れられるポイントやアクティビティを用意してくれています。

館内の説明を受けて、キーを受け取ります。キーホルダーは近隣のぶどう園で剪定したぶどうの枝。

カウンター横のお手製ウェルカムボードにも注目です♪

里山の素材が可愛いインテリアになっています。

 

PM3:00

今回予約したのは「つきのおへや」。里山ホテルの中でも、スペシャルなゲストルームです♪エレベーターで3階へ昇り、扉を開ければ…大きな窓の向こうに広がる雄大な景色が迎えてくれます。ぐるりと270度、広い空と緑の山々を眺めながら過ごせるとっておきの部屋。美しい月が浮かぶ夜空、そして紅葉シーズンの景観を愛でるのにも最高のロケーション。畳の小上がりの横にはリーディングスペースも備えられていて、読書好きのわたしにはぴったりです♪そして驚いたのが、室内にテレビと時計がないこと。「ここを訪れたなら、部屋にこもってテレビを見て過ごすより自然を感じながら静かに過ごしてほしい」という思いからだそうです。コンセプト通りの滞在空間づくりに納得。ゆっくり羽を伸ばせ、リラックスできそうでとっても気に入りました!

こんなに広々!家族で過ごすにもGOODなお部屋です。

お部屋の名前にちなんだ「月」の本が置いてあります。

こちらは洋室のツインルーム。車椅子にも対応可。

 

PM5:30

里山ホテルでは、里山の恵みを活かしたアクティビティを数多く用意しています。苔玉づくりや、里山あるきなど誰でも気軽に自然と触れ合える内容なので、ぜひ予約時に問い合わせてみてください♪今回わたしは、里山の木の実を使ったオーナメントづくりにチャレンジ!教えてくれるのは、ホテルのあちこちで見かけた素敵な飾りつけを担当しているスタッフさん。用意されている素材の中から、好きなものを組み合わせてグルーガンで貼り付けていくだけ。「あの実が可愛いからメインにしよう」「これをここにつけたら素敵かも?」とワクワクしながら自分のアイデアを形にしていきます。とっても簡単ですが、これがすごく楽しい!松ぼっくりやどんぐりを枝に貼り付けるだけなのに、こんなに可愛いオーナメントが出来ちゃいました♪

ロビーに設けられたアトリエで体験。子供から大人まで、楽しめそうです♪

スタッフさんが集めてきた木の実や枝。まるで宝探しみたい!

体験時間は30分ほど。どんなデザインにするか決まればあっという間。

ドアにかけても可愛いし、ボトルに飾ってもオシャレかも♪

PM6:00

常陸太田市近郊は、県内有数の農産地帯。美味しい米、美味しい野菜、美味しい果物の宝庫です。さらに、醤油や味噌、酒といった「発酵食品」の製造もさかん。里山ホテルでは、そんな地域の恵みをふんだんに使ったイタリアンと和食、そしてBBQの3プランを用意しています。今回は、「Satoyama Nuovo」と題した季節のイタリアンコースで予約。ロビーの奥にあるレストランが夕食会場です。席につくと、美しく盛られた前菜から運ばれてきました。主役になる野菜は、地元の契約農家から届くものを中心にホテルのポタジェ(自家菜園)から摘み取ったものも使用。お隣・日立市久慈浜の水揚げ魚に常陸牛と県を代表する食材もラインナップ。次々運ばれてくるどの品もびっくりするほど美味しい!若き料理長・金成シェフが腕によりをかけた料理は「素材の持ち味を活かして、やさしい味付け」が基本。たっぷり8品のコースですが野菜中心なので、重たくないから女性にもぜひオススメです!ちなみに、料理の魅力をより一層引き立てる陶器は市内の作家さんに特注した一点ものなのだとか。地域と一緒に協力して、おもてなししてくれています♪

金成シェフの料理は地域でも「美味しい」と評判です!

繊細かつ艶やかな盛り付けで、目から楽しませてくれます。

この日は「久慈浜の白身魚と地野菜のパスタ」。一番のお気に入りです!

和食は「発酵いっぱい 里山の晩ごはん」を提供。味噌や醤油、麹など「発酵」をテーマにした手作りの膳です。

< PM8:00

最後までとっておきに美味しいコースを頂いて、大満足。別館に備えられた広い大浴場でゆったり温まってから、部屋に戻る前に…外に出てみると、とっぷりと夜闇に染まった里山は都会の喧騒が嘘のように静寂に包まれています。ランタンのやさしい灯かりが点された庭で、夜空を見上げれば一面の星空。里山ホテルには「星空案内人」の資格を持ったスタッフさんが在籍していて、一緒に天体観測を楽しめるアクティビティプランも用意しています。秋~冬は特に星空観察にはオススメの時期♪きらめく星を眺めながら、寝る前に星空トークを楽しむのも素敵です。つきのおへやに戻ったら、寝る前に「五衛門風呂」に浸かってまた温まってからおやすみなさい。

AM7:00

鳥のさえずりと窓から射し込む朝日で目が覚めたら、朝のアクティビティへ!昨晩、星を眺めた中庭に向かいます。自家菜園「里山ポタジェ」で、べジフルディップを体験。スタッフさんの案内で、菜園の中へ…。農業の楽しさや無農薬で育てる大変さなどを紹介しながら季節ごとに実っている野菜やハーブを摘み取って、3種類のディップソースにつけて味わうのが「べジフルディップ」体験です。今回は、「バルサミコ酢」「イタリアンマヨ」「チョコ」の三種類のソースが用意されていました。まずはトマトをそのままパクリ。甘くてみずみずしい!ソースをつけて食べれば、また違った美味しさを味わえます。ピーマンは苦味がなく、シャキシャキの歯ざわり。水茄子も生で食べられちゃうというから驚きです。無農薬でストレスなく育てた野菜の美味しさを存分に体験。朝ごはん前に食べ過ぎ注意です♪

ソースはその時によって合うものを用意。チョコ、意外な美味しさ!

ディナーでも使われていたもぎたて野菜。「エグみが全然ない!」

庭を散策していると、ヤギさんを発見。除草担当のスタッフさんです♪

 

AM8:00

ディナーと同じ会場で朝ごはんを頂きます。陶器の釜にたっぷりの白ご飯と、お味噌汁、干物、納豆。そして朝はしっかり派のわたしに嬉しい、お惣菜とサラダのバイキングです!素朴な朝ごはんですが、もちろん地域の美味しい素材にこだわっています。野菜はいうまでもなく、納豆は同市内で作られている金砂郷納豆。お味噌汁に使われているアオサは久慈浜、干物はひたちなか市那珂湊の老舗から。そして米どころ奥常陸(茨城県北)の美味しいコシヒカリ!この日のお惣菜は、きんぴらごぼうと茄子の味噌炒め。デザートはさつまいもの茶巾です。どれもおかあさんたちのお手製で、不思議と懐かしい味に思わずにっこり。ちなみにお茶も地域特産の奥久慈茶。美味しいお茶で、チェックアウトの前にホッとリラックスです♪
※2017年10月よりメニュー改定があり内容・提供方法が記事内容と異なります。

外のお庭を見ながら清々しい朝食タイム♪

お惣菜のレシピも伝授してもらえるそうです!

うーん、おいしい!! 朝から元気になれます!

AM10:00

チェックアウトはゆっくり11時。身支度を整えたら、出発の前にロビーのおみやげを忘れずにチェック♪小さなスペースに並ぶのは、スタッフさんが自ら「ぜひオススメしたい!」と見つけてきた品々。まずわたしが手に取ったのは、可愛いイラストが描かれたラベルが目を引くジュース。食事でも使われていた、市内の契約農家「木の里農園」が作っているキャロットジュースです!びっくりするくらい甘くて美味しいと、スタッフさんも太鼓判◎。市内のお醤油屋さんが作っているお煎餅も美味しそうで、ついつい自分へのお土産に購入。古い鯉のぼりを使ってひとつひとつ手作りしているという「SCOI」プロジェクトのショッピングバッグも素敵です。
常陸太田って美味しいものも、面白いものもいっぱい!里山ホテルでの滞在を通して、常陸太田が好きになっちゃいました♪

かわいいイラストが描かれたラベルのキャロットジュース。

「立川醤油店」のおせんべい。鯨ヶ丘商店街にある老舗だそう!

常陸太田では「発酵」をテーマにした取り組みもさかんです。

旬の旅ガールおすすめ!周辺観光SPOT
竜神カヌー

高さ日本一のバンジージャンプが人気を呼んでいる竜神大吊橋。ここで体験できるもうひとつのアウトドアアクティビティが話題です!それが、竜神ダム湖を利用したカヌーツーリング。気軽に体験するなら、竜神ダム湖から橋の下をくぐってV字谷を上流へ昇り、折り返して戻る半日コースがオススメです。湖面は波がないので、カヌー初挑戦の人やファミリーでのチャレンジでも操舵に心配がありません。一人乗りのカヌーは初心者でもちょっとコツを掴めば、スイスイ前に進んでいけちゃいます♪上流では小さな滝も見られ、ちょっとした冒険気分を味わえるのも人気のポイント。紅葉まつりの期間には、最大8人乗りのラフティングボードも実施しています。

茨城県常陸太田市下高倉町2153-39 受付 9:00~17:00 11/30まで無休、希望前日の15時までに要予約 問い合わせ・予約はホームページまで

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竜神カヌーを運営しているストームフィールドガイドの山本さんと体験!

湖面から見る岩山、そして吊り橋を下から見上げられるのはカヌー参加者の特権♪

竜神カヌーの受付は、吊り橋側ではなく下のダム側なので注意。

 

鯨ヶ丘商店街散策

里山ホテルから車で約10分の距離にある、鯨ヶ丘商店街。石畳の穏やかな通りにアンティークな建物が立ち並ぶ、歴史ある街はぶらり散策にぴったり♪鯨ヶ丘のシンボル的な存在でもある「梅津会館」こと市郷土資料館は、国の登録文化財。かつては常陸太田市役所としても使われていました。その南側へ少し歩いていくと、今度は古い醤油蔵「立川醤油店」が。里山ホテルでお土産に購入したお煎餅はここの商品です♪そして、鯨ヶ丘の面白いところは古くからの建物が並ぶ中でカフェや雑貨店といった新しいお店も共存していること!白壁が目を引く「サニーサンデイ」は、セレクトグッズをはじめオリジナルの雑貨も販売。中でもマスキングテープの取り扱い数は圧巻!鯨ヶ丘商店街オリジナルマスキングテープは、お土産にもぴったりです。

茨城県常陸太田市東一町~三町、西一町~三町エリア 各店により異なります 各店により異なります

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「スロータウン鯨ヶ丘」を掲げるやさしくて穏やかな街。チャレンジショップも!

市内外にファンの多いサニーサンデイ。マステは旅の写真を飾るのにも活躍しそう♪

「ひよっこ」に登場した地域の工芸品・河合のほうき。くじら屋で展示販売中。

くじら屋でたい焼き、ではなく「くじら焼き」を購入♪ふわふわでおいしい~!

 

岡部合名酒造で酒蔵見学

常陸太田には昔から美味しい米と美味しい水がある、とあれば「美味しい酒」ももちろんあります!明治8年創業の岡部合名では、酒蔵見学を随時受け入れ。今回案内してくれたのは、5代目の守博社長と蔵を盛り立てている若き6代目の彰博専務です。創業当時に作られたという蔵を、仕込みについての説明を受けながら見学。酒づくりに触れ、日本酒に興味が湧いてきたところで「実際に味わってみて下さい」と試飲させてもらいました♪代表銘柄「松盛」の特別純米・蔵なま、同じく松盛の純米吟醸生原酒、そして常陸太田市民の皆さんと一緒に作った「常陸太田自酒プロジェクト・ご縁だね」を飲み比べ。同じ銘柄でも風味が違い、驚きです!お気に入りの一本を見つけて、お土産にぜひ。

茨城県常陸太田市小沢町2335 8:00~18:00 不定休 ※酒蔵見学は事前に予約 0294-74-2171

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仕込み終わった酒を貯蔵している大きなタンク!ひとつひとつ手作りなんです。

松盛の純米吟醸は、しっかり米の甘味を感じつつ飲み飽きしない風味。美味しい!

ソムリエ資格も持つ6代目専務♪地域密着で美味しい酒づくりに挑戦しています!

2017年の新商品「昼下がりのランデヴー」は低アルコールで甘めの新感覚日本酒♪

 

ひよっこのロケ地・旧町屋変電所

県北エリアといえば、「ひよっこ」の舞台として話題。常陸太田市内数箇所でロケが行われましたが、その中でも印象深い「奥茨城村聖火リレー大会」のシーンに登場しているのがここ、旧町屋変電所です。国道349号線から案内板に沿って道を曲がると、田園風景の中に突如として現れる赤いレンガ造りの建物。日立製作所の起源となった日立鉱山で使われる電力を補うべく明治42年に町屋発電所の変電施設として建設されました。その後、日立鉱山から地元の企業へ権利が移り明治44年から近隣地域へ電気を供給。昭和30年頃に変電所としての役目を終えました。現在は地域の有志「河内の文化遺産を守る会」が保存に尽力。事前に連絡しておけば室内も見学可能です♪

茨城県常陸太田市西河内下町1382-1

※内部の見学については、ホームページより事前にお問い合わせをお願いします

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室内には、施設やこの近隣エリアについての資料、写真などが展示されています。

石の産出地としても名を馳せる常陸太田。この付近では特殊な模様の町屋石が見られるとか。

国の登録有形文化財。建物横の銀杏が紅葉する11月11日、12日にはライトアップが開催されます♪

 

金砂郷食品でお土産

里山ホテルの朝ごはんで食べた「金砂郷食品」の納豆。とっても美味しかったので、お土産に購入したいと思い直売所まで足を運んでみました!お土産にオススメの商品をスタッフさんに聞いてみると「粢(しとぎ)シリーズをぜひ味わってみてください!」とのこと♪金砂郷食品が培ってきた技術と素材へのこだわりを詰め込んだ、美味しい納豆の集大成ともいえる逸品です。赤いパッケージは、北海道産ユキシズカ大豆を使ったもの。青いパッケージは、茨城県産の納豆小粒(しょうりゅう)大豆を使用。タレと共に乾燥ネギ(京都九条ネギ)が付いています。そして白いパッケージは、「粢薬膳」。タレのほかに国産金ごま油付。「納豆ってこんなに美味しいんだ!」と感動する味に出会えました!

茨城県常陸太田市高柿1183-1 10:00~17:00 月曜日、火曜日

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直売所は工場と同じ敷地内に併設。里山ホテルからは車で約20分のドライブです♪

バラエティ豊かなラインナップ。金砂郷食品の代表的な納豆のセットも用意されています。

納豆を混ぜ込んで焼き上げた新感覚スイーツ「しあわせの常陸野和っふる」!編集部の一押しはメロンです♪

里山ホテル ときわ路

〒313-0008 茨城県常陸太田市増井町1800
TEL 0294-72-4141

  • チェックイン 15:00
  • チェックアウト 11:00
  • 宿泊プラン一例(つきのおへや、2名利用、二食付、平休日)/ 23,500円(1名あたり)
  • 施設備考 大浴場有/駐車場30台収容可/会議室/宴会場/禁煙室有/「森のレストランテRocco」11:00〜14:00L.O(月・火定休日)/BBQ/グランピング施設有
  • 予約 公式ホームページから予約可
石川明紗さん、藤岡みのりさん

スタッフそれぞれが得意なことを活かしてプランニング、施設づくりをしています。特にお料理はスタッフもイチ押しの美味しさです!常陸太田や県北エリアのことなら私たちにお任せください!紅葉の時期はもちろん、日本の原風景に出会える里山にぜひいらしてください。

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