潮来市
水郷潮来あやめ園
(潮来市)
約500種類100万株の色とりどりのあやめ(花菖蒲)が植えられ、「水郷潮来あやめまつり」期間中には県内外から多くの観光客が訪れます。幕府の命によって行われた治水事業により、潮来は水運の要所として一気に栄えることとなりました。そんな水の都潮来では荷物の積み下ろしをする河岸が発達し、その河岸を作るために運河が発達しました。今では川を舟で巡りながら楽しむ十二橋めぐりが名物となっています。まつり開催期間中は「嫁入り舟」や「あやめ踊り」などのイベントも盛りだくさんです。また、手漕ぎの「ろ舟」も運航し、あやめの花とともに、情緒豊かな水の街・潮来を心ゆくまで楽しめます。
くわしく見る十二橋めぐり
(潮来市)
天正7年(1579)、時の代官・吉田主馬亮の指揮により、新田開拓が始められ、現十二橋のある加藤洲は寛永3年(1626)に整地されました。隣家との往復のため設けられた橋が十二あるところから「十二橋」の名がつけられました。水戸黄門もこの地をよく訪れ、一説には「潮来出島のまこもの中に、あやめ咲くとはしほらしや」の歌も水戸黄門の作といわれています。
道の駅 いたこ
(潮来市)
高さ13mのピラミッド型屋根がシンボルの道の駅。うるおい館『虹工房』では、お土産品や限定キャラクターグッズが豊富です。新鮮市場「伊太郎」では、新鮮野菜や畜産物及び加工品等を低価格で直売。その他、潮来産のお米や食材を使った手作り料理を楽しめます。
長勝寺
(潮来市)
文治元年(1185)、源頼朝によって武運長久を祈願して創建された臨済宗の名刹です。その後、水戸藩第2代藩主徳川光圀公が再建しました。また境内には松尾芭蕉が鹿島紀行での帰路に詠んだ「旅人とわが名よばれんはつしぐれ」の句碑や、頼朝の菩提の為に寄進したといわれている銅鐘は国の重要文化財に指定されるなど、歴史の深さを感じることができます。
愛友酒造
(潮来市)
創業は文化元年(1804)、歴史と伝統ある造り酒屋です。昔ながらの白壁が美しい店舗では、無料で酒蔵見学、試飲をすることができます。大吟醸酒から梅酒まで豊富なラインナップを揃えています。その他、利き酒や直売コーナーも充実。日本酒通にはもちろん、日本酒初心者にも優しい老舗酒造です。
くわしく見る万燈会
(潮来市)
潮音寺にて、毎年8月のお盆期間に行われる夏の風物詩、万燈会。先祖への感謝や世界平和を祈念して、宗派・宗教の枠にとらわれず誰でも参加することができます。期間中約1万灯の献燈がともされ、夕闇に沈む境内は、無数の光に彩られ、一瞬で幽玄な世界に。また、地元の子供たちによる「万燈アート」も見ごたえがあります。
潮来祇園祭禮
(潮来市)
素鵞熊野(そがくまの)神社の例大祭で、八百有余年の歴史と伝統があります。毎年8月の第1金曜日から日曜日までの3日間かけて行われ、初日から最終日にかけてさまざまな伝統行事が行われます。獅子舞をはじめ、山車によって行われる壮大な「曲曳き」、県指定無形民俗文化財に指定されている潮来ばやしなど、充実の内容で見所満載です。
延方相撲(鹿嶋吉田神社祭礼)
(潮来市)
茨城県無形民俗文化財にも指定されている延方相撲。その昔、周囲の土地を巡った権利争いが、幕府の評定によって、延方村(水戸藩領)有利に解決したことを受け、感謝の意を込め、延方村鎮守である鹿嶋吉田神社に相撲祭を奉納したことに始まりました。江戸勧進相撲の格式をもって今日に伝えられ、古式の取り組み48番がとり納められます。
鯉のうま煮
(潮来市)
利根川など豊かな水産資源によって、魚介類が豊富に採れる潮来では、昔から川魚料理も好まれてきました。特に鯉をじっくり煮込んだ甘煮「鯉のうま煮」は昔から潮来名物として親しまれてきました。鯉の輪切りを、濃い口醤油、酒、砂糖でじっくりと強火でアクを取りながら煮込む料理でくせのない味で食べやすく、市内の各所で味わうことができます。
