oyado report

東京からたった2時間。四季折々、海と山と湖の恵みを満喫できる茨城へ、小旅行に出かけませんか?
旅の拠点にぴったりの素敵なお宿と、1泊2日で楽しむモデルプラン。
観光いばらき編集部が実際に宿泊して、皆さんにご案内します♪
日帰りじゃ遊びたりない。おいしいものもいっぱい食べたい。ゆったり羽を休めたい。
そんな「特別」や「おもてなし」、「くつろぎ」を約束してくれる、いばらきのお宿。
わたしたちが自信を持ってお勧めします。

今回の旅の舞台は、鉾田市と茨城町。国際的に重要な自然環境を有する湿地として、ラムサール条約に登録されたことで一躍脚光を浴びた涸沼のほとりです。太平洋に程近い場所で、淡水と海水が入り混じる汽水湖であることから特徴的な生態系を育んでおり、多種多様な野鳥や生物に出会うことが出来ます。
旅のお宿は、いこいの村涸沼です。
雄大な涸沼をすぐ目の前に臨む立地で、悠々自適に過ごす贅沢な時間。涸沼に沈む大きな夕日、心地よい風と鳥のさえずりで目を覚ます爽やかな朝。湧き出ずる温泉で疲れを癒し、地の恵みに舌鼓を打つ……理想的な休暇がここにあります。

いこいの村涸沼は、ちょうど茨城町・鉾田市・大洗町三市町の境目付近に位置しています。涸沼を眺めながらの軽快な湖畔ドライブを楽しみながら、お宿に到着。広々とした敷地内には、温泉やグラウンドゴルフ場もあるのだそう!さっそくチェックインを済ませてお部屋の鍵を受け取ったら、お部屋に向かう前にロビーでコーヒーブレイクです。施設のパンフレットを広げながら、どんな風に過ごそうかと三人でワイワイ相談するのも楽しいもの。窓の外にはキラキラと波打つ湖面、そしてゆらゆらと浮かぶ野鳥の群れを見ることが出来ます。涸沼には多種多様な鳥がやってくるそうなので、それを観察しに散策するのもイイかも♪せっかくのロケーションを存分に楽しむプランを立てました!

広々としたロビーも居心地の良い場所です。

窓から差し込む自然光に照らされた明るいラウンジでひと休み。

フロントスタッフさんが朗らかに迎えてくれました♪

いこいの村涸沼は全部で38室を備え、くつろぎの和室から機能的な洋室、バリアフリーの和洋ツイン特別室と多様なニーズに合わせた過ごしやすいお部屋を用意しています。今回、私たちが宿泊するのは、施設の中でも一番新しい2015年オープンの新館にあるお部屋です!和モダン調にしつらえた洋室には、涸沼に面したウッドデッキと信楽焼の陶器風呂が備え付けられています。ベッドが三台入っても充分余裕がある広さで、女子三人ゆったり過ごすことが出来そうです♪デッキで野鳥を眺めながらのんびりしたり、夜空を見ながら長風呂したり、もちろん夜はガールズトークに花を咲かせて……。まるでプライベートコテージのような居心地の良さ。三人ともすっかりお気に入りです!

新館の洋室は、ツイン利用〜4名まで対応可。

信楽焼の客室風呂からも、涸沼を見ることができます。

涸沼の景観を眺めながら、プライベートデッキで過ごすのも◎。

 

PM4:30

屋外にもアクティビティが用意されているので、足を運んでみることにしました。県内でも有数の広さを誇るグラウンド・ゴルフ専用コースがあり、はじめてでも気軽に楽しめると聞いてLet’sチャレンジ!クラブとボールをフロントで借りてコースへと向かう途中、気になる建物が。こちらは「インフォメーションプラザ」。涸沼の自然環境についてや文化などを学ぶことが出来ます。涸沼の情景をとらえた写真や、このエリアに訪れる鳥たちの紹介を見て「こんな景色や生き物に出会えるんだ!」と改めて驚きました。1月〜2月ごろには国の天然記念物のオオワシも飛来するそうで、毎年その姿を見にやってくる人も多数。2018年もやってきて、その雄々しい姿を見せてくれました。

インフォメーションプラザの屋根は、上部から見るとしじみの形!

両翼を広げるとおよそ2メートルにもなるオオワシも涸沼に飛来!

パネルなどの展示物を通して、涸沼の生態系に触れることができます。

PM3:45

インフォメーションプラザの奥へ進んでいけば、グラウンド・ゴルフコースへ到着です。一気に視界が開け、芝生が広がります。いこいの村涸沼が有するのは、日本グラウンド・ゴルフ協会認定コース。1コースが各8ホールで構成されていて、各コースはフラッグの色で見分けます。「アイリス」「サクラ」などお花の名前が付いた4コースから成る「フラワー会場」に加え、鳥の名を冠した「バード会場」を新たに増設!8つもの専用コースを有しています。涸沼を臨みながら広々としたコースでプレーするのは気分爽快!三人ともすぐにコツを掴んで楽しむことが出来ました♪ちなみに、いこいの村涸沼に泊まると宿泊当日&翌日は無料で遊ぶことが出来るのも嬉しいサービスです!

大人も子どもも一緒になって遊べるスポーツです♪

専用のクラブでボールを打ち、旗の立っているポストの中にIN!

敷地内にはビオトープも。涸沼の自然と共生する施設です。

PM8:00

三人で夢中になってグラウンド・ゴルフをプレーしちゃいました。「とっても楽しかったね」と話しながらお部屋へ戻り、浴衣に着替えて次は二階へ。夕食の前に、お風呂で汗を流しましょう!いこいの村涸沼の温泉は「美人の湯」とも言われています。さっそくお湯に触れてみると、ツルツル感の強さにびっくり!PH8.6とアルカリ性の泉質なので、皮脂汚れを落としてくれる作用があります。入浴後はお肌スベスベ、身体もポカポカで女子にはとっても嬉しい温泉です♪涸沼を一望する眺めも最高で、夕暮れを見ながらの入浴は特に絶景なので晴れた日にはぜひとも見てほしいもの。もちろんお部屋からも夕日を望むことが出来るので、この展望風呂から眺めるか、個室の陶器風呂から見るか……贅沢な悩みです。

「美肌の湯」と聞いたら入らずにはいられません♪

涸沼の景色を一望!11時〜14時半の間は日帰り入浴利用も可。

展望大浴場内にはサウナも。部屋風呂だけでなく、ぜひこちらへも足を運んで。

AM7:00

湯上りで心地よい気分のまま、一階の夕食会場・レストラン憩(いこい)へ向かいましょう。さあ、お待ちかねのディナータイムです♪いこいの村涸沼のお食事はA~Cまで3コースあり、「常陸牛」「美明豚」「つくば鶏」と茨城の誇る美味しいお肉をメインに据えたお手前料理と20品以上のバイキングのセット。私たちがチョイスしたのは、Aコースの常陸牛です!サシの入ったお肉を陶板の上で焼いて、特製のソースにつけていただきます。口の中でお肉の甘みがじゅわ〜っと広がり、絶品です!バイキングメニューで見逃せないのは、目の前で揚げてくれるライブキッチンの天ぷら!大洗産の釜揚げしらすを使った熱々のかき揚げは、塩でどうぞ。他にも、農業大国・鉾田市の新鮮野菜をふんだんに使った品々もオススメです。あれもこれも美味しくて、ついつい食べすぎちゃいました。

Aコースは常陸牛の陶板焼きに前菜、お造り、そしてバイキングと豪華♪

野菜も海鮮もお肉も、茨城の美味しいものがてんこ盛りのバイキング。

ライブキッチンで揚げたての天ぷら!間違いのない美味しさです。

茨城の誇るブランド肉・常陸牛の美味しさを堪能♪

お好きなものを好きなだけ召し上がれ。料理長お手製のぬか漬けも人気!

地酒と一緒に楽しむのも◎。「副将軍」や「月の井」などをラインナップ。

AM10:00

昨晩は三人で楽しく話したり、お部屋のお風呂に入ってみたりと旅を満喫出来ました♪朝ごはんの時間よりもほんのちょっとだけ早起きして、涸沼のほとりをお散歩しに出かけましょう。湖上を優雅に泳いだり、水面に潜ってまた浮かび上がったり、一羽に続いて一斉にバタバタと舞い上がったり……水鳥たちを観察するのも楽しいもの。さあ、お宿に戻ったら朝ごはん!夕食会場と同じレストラン憩でいただきます。バイキング形式なので、トレーの上に好きなおかずをチョイスして席へ。ごはんの他にパンも用意されていますが、今日は絶対ごはんと決めていました!というのも、いこいの村涸沼の名物が朝ごはんのしじみ汁。涸沼名産の「ひぬまやまとしじみ」を使った美味しいしじみ汁です。私たちもついついおかわりしちゃいました。

野菜にお魚、卵焼き、納豆、しらす……どれもご飯にぴったりです。

夕食も朝食も、「ちょうどいい」味付け加減で美味しく頂きました♪

涸沼名物のやまとしじみを使ったお味噌汁!しじみの出汁を味わえます。

AM10:00

お部屋でゆったりのんびりしていたら、あっという間にチェックアウトの時間です。荷物をまとめてロビーへ向かい、チェックアウトの前に館内売店でお土産を購入!涸沼近郊の特産物をはじめ、県内の物産をラインナップ。朝食でいただいたお味噌汁にも使われているしじみも購入できます。涸沼のしじみは、日本三大しじみのひとつにも数えられていて、大粒で美味しい出汁が取れるとも言われる逸品♪いこいの村涸沼で購入できるのは、毎日、漁師さん採りたての「ひぬまやまとしじみ」です。これを目当てに訪れるお客さんも多く、入荷するとすぐに売り切れてしまうこともあるそうなので見つけたらラッキー!それから、お部屋のお茶請けに置いてあった「ぬれ華まめ」も人気です。旅のお土産を買い込んだら、チェックアウト手続きを済ませて出発。羽を伸ばして、気ままにのんびりパワーチャージ出来るお宿。また遊びに来たいです!

採りたてだから砂抜きの手間がかかりますが、美味しさと鮮度は◎!

お茶に良く合う「ぬれ華豆」は3粒づつの個包装なのでお土産にもぴったり。

2018年10月に開催される「第17回世界湖沼会議」の視察会場でもあります。

旬の旅ガールおすすめ!周辺観光SPOT
涸沼自然公園

涸沼のほとりの自然環境を生かした公園です。約34.5ヘクタールの広大な面積を有し、園内にはウォーキングに適した遊歩道も整備。梅や桜、アジサイなどなど四季折々の草花を愛でながら散策を楽しめます。はじめて涸沼を訪れる方には、ぜひ「眺望コース」を歩いてみることをオススメします♪涸沼を180度のパノラマで眺めることができる「太陽の広場」と「展望広場」を目指す約30分のコース。途中、滝から岩場を流れる小川が池へと注ぎ込む「せせらぎ広場」にかかる「イトトンボ橋」も眺望を楽しむポイント!橋の名前の由来は絶滅危惧種に指定されている町の天然記念物・ヒヌマイトトンボからつけられました。キャンプ場も併設しており、アウトドアシーズンには大にぎわいです!

茨城県東茨城郡茨城町中石崎2263 9:00〜17:00 4月〜10月:無休、11月〜3月:月曜日(祝日の場合は開園の翌日休)、12/28〜1/4 無料 029-293-7441 キャンプ場利用期間:毎年4/25~10/31、キャンプ場利用時間:13:00~最終利用日の11:00

お弁当や飲み物を持って、公園をのんびり散策するのがオススメです。

イトトンボ橋には、涸沼の象徴・ヒヌマイトトンボのモチーフが♪

散策路は起伏がある場所もあるので、歩きやすい靴でお出かけしましょう!

 

涸沼湖でマリンスポーツ(フォワード)

海と比べて、波も穏やかな涸沼湖。実はここで、ウインドサーフィンやウェイクボードなどマリンスポーツを楽しむことが出来るんです!親沢公園に程近い、涸沼のほとりにある「フォワード」では、初心者が気軽に体験できるプログラムを用意しています。泳げなくても、運動が苦手でも心配いりません♪やりたいものや自分に合ったものが分からないという初心者にオススメしたいのが「一日総合マリン」!ウインドサーフィン、スタンドアップパドルサーフィン、カヌー、バナナボート、チューブ、マリンジェットとひと通り体験できる盛りだくさんのプランです。涸沼湖の風や波、鳥たちとも一体になって楽しむ時間は最高のひと言。このロケーションと、オーナーの人柄に惹かれて長年スクールに通う人も多いそうです♪

茨城県東茨城郡茨城町中石崎2624-19 月曜日(祝祭日、ゴールデンウィーク、お盆は営業) 029-293-8884 体験は2〜3日前までに要予約、天候や予約状況などにより難しい場合があります。 1日総合マリン:12,000円(税抜、燃料代別途)、その他各種スクール有

数ある中でもウインドサーフィンはハマる人続出。スクール会員も募集中。

湖面から浮遊する不思議な体験が出来る「ウインドフォイル」も導入!

オーナーの大内さん。涸沼湖で遊ぶ楽しさ、自然の魅力を教えてくれます♪

 

雅ファームほくほく

農業大国・鉾田市の農作物がずらり揃う直売所&カフェ。地元生産者が丹精込めて育てたサツマイモやイチゴ、メロンなどなど……旬の素材を使った加工品やスイーツも人気です。茨城おみやげ大賞2016で最高金賞を受賞した「冷やし焼き芋 プレミアム夢ごこち」をはじめ、「焼き芋丸干し 夢こまち」などサツマイモの加工品は特に好評。カフェメニューでは旬の果物を豪快に使ったサンデーが絶対オススメです!春はイチゴどっさり、夏は半分にカットしたメロンをどーん!と使用。SNS映えも抜群のインパクトはもちろん、果物の味の良さは農家が保証します♪旅のお土産をゲットしながら、ひとやすみ出来るロードサイドステーションです。

茨城県鉾田市上釜588-17 9:30〜18:00 毎週水曜日(11月~3月)、4月~10月は無休 0291-34-4578

究極の皮付き焼芋丸干しは、カラメルのようにねっとりとした甘さを味わえます。

イチゴサンデーはシンプルにイチゴとソフトクリームだけ!初夏からはメロンに♪

思わず写真を撮りたくなるボリューム!ここに来れば鉾田の美味しいものに出会えます。

 

いこいの村涸沼

〒311-1401 茨城県鉾田市箕輪3604
TEL 0291-37-1171

  • チェックイン 15:00
  • チェックアウト 10:00
  • 施設備考 駐車場有り(無料)/宴会場/レストラン/ティーラウンジ/会議室/カラオケルーム/大浴場/グラウンド・ゴルフ/パターゴルフ/プール(夏季のみ)有
  • 予約 公式ホームページより予約可
スタッフ 川上さん、最上さん

雄大な涸沼に面したロケーションや、「美人の湯」として人気の大浴場など、おかげさまで多数のお客様にご愛顧を頂いております。野鳥観察や夏季のレジャー、グラウンド・ゴルフ場でのプレーといった様々なニーズで、ご年配からお子様連れのご家族まで幅広い方におくつろぎ頂けるよう施設も随時リニューアルを進めております。2015年に増設した新館、レストランのリニューアル、グラウンド・ゴルフ場の増設に引き続き今春にはパターゴルフ場もメンテナンスを行います。涸沼の豊かな自然の元で、羽を伸ばしにいらしてください。

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