oyado report

東京からたった1時間ちょっと。四季折々、海と山と湖の恵みを満喫できる茨城へ、小旅行に出かけませんか?
旅の拠点にぴったりの素敵なお宿と、1泊2日で楽しむモデルプラン。 観光いばらき編集部が実際に宿泊して、皆さんにご案内します♪
日帰りじゃ遊びたりない。おいしいものもいっぱい食べたい。ゆったり羽を休めたい。 そんな「特別」や「おもてなし」、「くつろぎ」を約束してくれる、いばらきのお宿。 わたしたちが自信を持ってお勧めします。

今回の旅の舞台は茨城県久慈郡大子町。日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」を有し、茨城を代表する観光名所です。春夏秋冬、四季折々の楽しみ方がありますが、中でも特にオススメしたいのが秋の紅葉シーズン。そして旅の拠点となるお宿は、袋田温泉 思い出浪漫館です。
袋田の滝にも程近く、奥久慈の雄大な自然美の中にある旅館。日常の喧騒から離れたやすらぎがある場所。歴史の深い名湯・袋田温泉で身体も気持ちもゆったり癒されます。
常磐自動車道・那珂インターチェンジを下りて大子方面へ。緑豊かな景観を愛でながら国道118号線を爽快にドライブ!電車派なら、ローカル線・水郡線でぶらり旅もGood♪

袋田の滝
袋田の滝散策

思い出浪漫館は、名瀑・袋田の滝入り口に位置しています。チェックインの前に、まずは滝を見に行ってみましょう!お土産屋さんが立ち並ぶ仲見世通りを歩きながら、滝の受付へ。袋田の滝まではトンネルを歩いて向かいます。奥へ進むにつれ水音が近づき、期待感が……♪第一観瀑台からは、高さ120メートル、幅70メートル超もの大迫力の滝を目前に見ることが出来ます!ちなみに、平安時代末期の高名な歌人・西行法師も訪れ歌を詠んでおり「この滝は、四季に一度ずつ来てみないと本当の良さは分からない」とも伝えたとか。マイナスイオンをたっぷり浴びて癒されたら、次はエレベータで上階へ。滝を上方から見下ろす第二観瀑台からの眺めもぜひご覧あれ♪秋は山々の紅葉と一緒に楽しめます。

滝の手前には仲見世通りが♪

恋人の聖地にも選ばれました!

吊り橋側からの眺めもオススメ。

 

PM3:00
チェックイン

袋田の滝から国道方面に戻り、思い出浪漫館へ。スタッフさんに迎えられて中へ入ると、とっても素敵な空間が広がっています!煉瓦造りが印象的なエントランスホールを抜けて、ロビーラウンジへ。お宿の名前にぴったりの、レトロモダンな雰囲気です♪ラウンジの一角には野菜とディップソースが用意されています。「ご自由にどうぞ」と勧められたそれは、ホテルの食事でも使用している新鮮な朝どれ野菜!とても美味しくて、たくさん食べちゃいました。チェックインを済ませ、案内されたお部屋は広々とした和室。渓流を臨む眺めが清々しく、くつろげそうです!館内説明の後、スタッフさんが淹れてくれたお茶を飲みながら、過ごし方を考えましょう♪

朝どれ野菜のサービス!※夏季限定

とにかく雰囲気が素敵なんです♪

お部屋はひろびろ。

 

PM5:30
自慢の温泉を満喫

茨城県内屈指の温泉郷としても名高い大子町。中でもここ大子町袋田には、平安時代の頃から温泉があったという言い伝えがあるのだとか。そんな歴史の深い名湯・袋田温泉をたっぷり堪能しましょう!思い出浪漫館では、大浴場・露天風呂と、渓流に面した風情ある源泉掛け流し渓流露天風呂のふたつの湯めぐりを楽しめます。せっかくなので可愛い色浴衣をレンタルして、まずは大浴場へ。汗を流したら、浴衣に着替えて渓流露天風呂へGO!目の前を流れる清流のせせらぎを聞きながら、ゆったりと優しい湯につかる最上のくつろぎタイム。かつてこの袋田温泉を訪れた湯治客もこうして渓流の湯浴みで癒されたのかもしれません♪

可愛い色浴衣のレンタルサービス有♪(有料)

まずはやっぱり温泉です!

渓流露天の入り口には涼み台があります。

PM6:00
夕食

今回のプランでは、会食会場「旬菜ダイニング 浪漫亭」での夕食です。思い出浪漫館では、大子町周辺の奥久慈エリアで育まれた山の幸を中心に、地場の美味をふんだんに使った料理を味わうことが出来ます!この日わたしたちが頂いたのは、大子町特産の鮎や湯葉、こんにゃくに常陸牛、常陸ポークなどなどを使った季節の会席です。前菜、揚げ物にお造り、お鍋に焼き物、煮物……どれも滋味深く、里山の恵みを五感で堪能できる逸品です。自分で好きなだけよそえる釜炊きご飯とけんちん汁がまた美味!特にお米は、お米日本一コンテストで最優秀賞を受賞したこともある「おくくじ大子米」を使用しています。冬には、茨城を代表する地鶏の奥久慈しゃも鍋も。米どころ自慢の地酒や、大子町の地ビール「やみぞ森林のビール」と一緒に、ふたりでとっておきの食事を楽しみました♪

< PM8:00
ラウンジバーで語らう

食事に舌鼓を打って、ほろよい気分。なんだかもうちょっと飲みたい、語りたい……そんなわたしたちは部屋へ戻る前に「ムーンライトバー」へ立ち寄ることにしました♪ロビーの奥に位置する、しっとりオトナの雰囲気のバー。カウンターに座り、ドリンクを注文してグラスを傾ければ会話に華が咲きます。ひたちなか市に本店を置く「サザコーヒー」の豆を使った挽き立てコーヒーも美味。バーを出たら、サークルラウンジの天井を見上げてみてください。ドームの中には、星空が映し出されています♪日常の喧騒から離れ、気の置けない友人と過ごす旅の思い出を彩る素敵な夜を過ごせました。

AM7:00
朝のお散歩

心地よい眠りから目覚めたら、朝食へ向かう前に「朝活」がオススメ♪わたしたちは、ホテルの前に流れる渓流を横に見ながらお散歩に出かけることにしました。普段よりもゆっくりと、周囲の自然を楽しみながら歩けば、いつもは気づかないような四季のうつろいにも気づくことが出来るはず。ラウンジで優雅に読書を楽しんだり、清々しいテラスで予定を相談したり。もちろん、朝一番の温泉はとっておきの気持ちよさ!日常の慌しさから解放された旅先だからこそ「早起きは三文の徳」を楽しみましょう♪

秋には紅葉も楽しめそうです!

テラスで心地よい風を感じて。

読書もいいですね♪

AM8:00
朝食

朝食は、ディナーと同じ「旬菜ダイニング 浪漫亭」でバイキング。会場に入れば、ずらりと並ぶ品々に目移りしちゃいます♪品数は、和、洋、バラエティ豊かな25〜30種類ほど。実はオープンキッチン形式にリニューアルしたばかり!シェフが目の前で焼き上げるふわふわの出汁巻き卵や、作りたてのスムージーが目を引きます。もちろん、夕食同様に朝食にも地の物がたくさん使われているのが嬉しいポイント。茨城名物の納豆、珍しい鮎の一夜干し、常陸太田市栗原農園直送の野菜……チェックインの時に頂いたウェルカム野菜バーで食べた美味しさが忘れられず、サラダも山盛りで頂いちゃいました!食後には、思い出浪漫館自家製のヨーグルトまでしっかりたいらげて、朝から大満足です♪

どれも食べたくて迷います。

できたての出汁巻き卵は絶対オススメ!!

いただきます♪

AM10:00
お土産・チェックアウト

朝食を食べたら、部屋に戻る前にラウンジ前にあるおみやげ工房「おたまじゃくしは♪かえるのこ」で旅のお土産をチェック。わたしのオススメは、袋田名産の手づくり蒟蒻!さしみこんにゃくは茹でずに食べられるので、薄切りにして生姜醤油で食べたい逸品です♪思い出浪漫館オリジナルの「梅餅」、甘酸っぱいりんごの薄焼きクッキー「りんご乙女」は、個包装で配りやすく◎。地元の名店、美与志堂が作っている「みそせん」「久慈川の鮎せんべい」も売れ筋だそう。昨日、チェックインの時に食べた野菜に添えられていた「青唐がらしみそ」も美味しかったので買っちゃいました♪大子のお土産をたっぷり買い込んで、宿をあとにします。また泊まりにきたい、とっても素敵なお宿でした!

旬の旅ガールおすすめ!周辺観光SPOT
大子おやき学校

懐かしい木造校舎で、おやき作り体験が出来るのがここ大子おやき学校です。明治時代に作られた「旧槙野地小学校」の校舎を利用しており、まるで昔懐かしい時代にタイムスリップしたような雰囲気を体感できます♪昔から大子町周辺で親しまれてきた「おやき」を現代風にアレンジしたレシピで、子供から大人まで幅広く人気の大子おやき。おやき作り体験は、少人数なら予約なしで飛び込みOK!受付をしてエプロンを身に付け手を洗ったら、お母さんが優しくレクチャーしてくれます。生地を丸めてつぶし、中に具材を包んでから好きな絵や文字をかくだけ。作ったおやきはその場でふかしてくれ、熱々で食べることが出来ます♪自分で作ったおやきはいっそう美味しく感じますよ!

くわしくはこちら

校庭から校舎へ。古き良きノスタルジックな雰囲気を感じられます!

所要時間は約1時間。1人あたりかぼちゃ、りんご各2個ずつ作ることが出来ます♪

完成!茨城県の形もかわいく出来ました♪家族の名前を書いてお土産にするのも人気。

 

月待の滝 もみじ苑

大子町には、袋田の滝以外にも人気を集める滝があるんです。それがここ、月待の滝!緑の小道の奥に流れ落ちる白滝は、珍しい「濡れずに裏側へ歩いて行ける」滝なんです。表から見るのとはまた違う、幻想的な光景。滝のすぐ目の前で感じる清々しい空気、マイナスイオンにとっておきに癒されること間違いナシです♪そんな月待の滝の目の前にある「もみじ苑」では、ご主人が丹精込めて手打ちする美味しいお蕎麦も頂けます。さらに、ここでは「滝行」体験も可能!安全に、手ぶらでチャレンジ出来る気軽さもあって話題を呼んでいます。レンタル胴着に着替えて、いざ滝へ!雑念を払い、新たな旅立ちや決意を胸に刻みます!体験後には、修了証と美味しいコーヒーのサービス。すっきり、しゃっきり、パワーチャージできました♪

くわしくはこちら

 

藤田観光りんご園

美味しいモノがたくさんある大子町!思い出浪漫館で味わった、お米、湯葉、しゃも、鮎、奥久慈茶などなど。そして秋〜冬にかけては、大子町内ではりんごも実るんです。もぎたて直売はもちろん、りんご狩りを楽しめる農園も多数。その中には、自家栽培のりんごをふんだんに使った「アップルパイ」を提供しているところも!今回、旬の旅ガールが訪れた藤田観光りんご園もそのひとつ。バターの風味が香ばしいパイ生地にナイフを入れれば、中には「これでもか!」と驚くほどたっぷり詰まったざく切りリンゴ♪ローストくるみとラム酒漬けレーズンがアクセントになっています。リピーターも多く、開園時期以外でも通年で販売している大人気商品!茨城おみやげ大賞2016では金賞を獲得しました。大子町の旅のお土産にぜったいオススメです!

りんご園の開園は10月ごろからです。りんご狩りと一緒にお楽しみください。

電話で予約して、藤田観光りんご園へ受け取りに行きました!美味しそう〜!

通年販売しているのは「ふじ」のパイ。収穫期には数量限定で「紅玉」のパイも!

袋田温泉 思い出浪漫館

〒319-3523 茨城県久慈郡大子町袋田978
TEL 0295-72-3111

  • チェックイン 15:00
  • チェックアウト 10:00
  • 宿泊プラン一例(安らぎ館 渓流側、二食付)/ 22,680円+入湯税150円(1名あたり)
  • 施設備考 大浴場有/駐車場100台収容可/売店/宴会場/カラオケ/全室バス・トイレ付き/禁煙室有/送迎有/ルームサービス有/外国語対応(英語)/渓流りんご風呂(渓流露天風呂にて冬季期間中11月〜3月)
  • 予約 公式HPから予約
いばらき観光マイスターS級 中村貴弘さん

秋の大子町でぜひオススメしたい絶景は、「色とりどりの紅葉風景と楽しむ袋田の滝」と「永源寺の燃えるようなもみじ」です!ぜひカメラを持って、大子町へ遊びにいらしてください!

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