滝味の宿 豊年万作(大子町)

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滝味の宿 豊年万作(大子町)

東京からたった3時間ちょっと。四季折々、海と山と湖の恵みを満喫できる茨城へ、小旅行に出かけませんか?
旅の拠点にぴったりの素敵なお宿と、1泊2日で楽しむモデルプラン。観光いばらき編集部が実際に宿泊して、皆さんにご案内します♪
日帰りじゃ遊びたりない。おいしいものもいっぱい食べたい。ゆったり羽を休めたい。そんな「特別」や「おもてなし」、「くつろぎ」を約束してくれる、いばらきのお宿。わたしたちが自信を持ってお勧めします。

今回の旅の舞台は茨城県久慈郡大子町。奥久慈と呼ばれる本県の最北端エリアに位置する町です。日本三名瀑の一つとして名高い国名勝「袋田の滝」を持つ茨城の代表的な観光名所。四季を通じて全国各地から観光客が詰めかけるスポットですが、木々がカラフルに色付く紅葉、実りの秋は最も賑わう行楽シーズン。そんな大子の魅力を存分に満喫できる旅の拠点となるのは、滝味の宿豊年万作です。
袋田の滝から徒歩7分、滝から最も近くにある温泉旅館。「おいしい料理を堪能できる宿泊施設付きのレストラン」という意味を持つオーベルジュがコンセプトで、創作料理や名物スイーツも話題です。身も心も大自然に溶け込む非日常感を味わう体験をしてきました。

PM3:00
チェックイン

国道118号線を北上し、袋田の滝方面へ。飲食店や土産物屋、旅館が立ち並ぶ観光地らしい街並みの中に佇んでいるのが滝味の宿豊年万作。ここは生瀬富士、月居山などの里山に囲まれ、袋田の滝の清水を運ぶ滝川が目の前にある風光明媚なロケーション。美味しい空気を目一杯吸い込んだら、早速入り口へ。旅館の顔となるラウンジは、滝をイメージした和紙の絵が飾られた和モダンな雰囲気。洗練された空間がくつろぎのひとときを演出してくれます。柔らかな笑顔で出迎えてくれたスタッフの案内を受け、ますます今回の旅への期待感がUP!

ゆっくりと腰を掛けながらチェックイン

「どんなお部屋なのかな?」。宿泊カードの記入中もソワソワしてしまいます

ラウンジには奥久慈茶のドリンクサービスも

本日のお部屋へ

「お待ちしておりました。ごゆっくりおくつろぎ下さい」と丁寧な挨拶と案内によって通された本日のお部屋はこちら。3階建ての豊年万作は、特別室1室を備えた全15室のお宿。私が泊まったのは、のんびりと羽を伸ばせる2階の一室。オットマン付きのラウンジチェアでうたた寝をしたり、掘りごたつではぬくぬくあたたまりながら、窓の外に広がる大自然が織り成す光景を心ゆくまで眺めることも…。色々な過ごし方ができる快適なお部屋です。

ラウンジチェアや掘りごたつで何もしない時間を過ごすのも旅の醍醐味

11月の紅葉シーズンは、絵葉書のような光景が窓一面に広がります

館内や客室の入り口には、可愛らしい折り紙も。手作りの温もりに癒やされます

名物アップルパイでおやつタイム

大子は県内有数のリンゴの産地。町内のリンゴ園や菓子店、カフェなど各店舗で、地元産のリンゴを使ったアップルパイが販売されているのです。豊年万作はその火付け役で、大子アップルパイの元祖。女将が考案した自家製レシピの「奥久慈りんごのアップルパイ」は数々のテレビや雑誌で紹介される大子の銘菓!さっそく売店で購入して、お部屋で頂くことにしました。サクサクっとした自家製パイ生地に包まれているのは、深い甘みと爽やかな酸味のバランスが程よいトロトロのリンゴ。大子ならではの極上スイーツにほっぺたが落ちそうです。

「豊年万作と言えば、アップルパイ!」という地元民も多い程の人気商品です

館外駐車場にはアップルパイ専用の売店も。紅葉シーズンはオープン前から行列が!

バターたっぷりで濃厚な味わい。宿泊客は予約すれば並ばずに購入できる嬉しい特典付

PM4:30
袋田の滝を散策

夕食までのフリータイムは、袋田の滝を散策!豊年万作から滝まで片道約700m。ウォーキングがてらフラリと日本屈指の名瀑を訪ねに…なんてことができるのも、この宿の魅力。袋田の滝は高さ120m、幅73m。圧倒的なスケールを誇るこの滝は、別名「四度の滝」と呼ばれています。春は新緑、夏は涼、秋は紅葉、冬は氷爆と四季折々の趣きがあり、何度見ても、また訪れたくなってしまう大子観光の目玉スポットです。11月から1月末までの期間は、滝のライトアップやトンネルをイルミネーションで彩るイベント「大子来人〜ダイゴライト〜」も開催されます。

ダイナミックな滝を五感で感じられる観瀑台。日本最大級のマイナスイオンを全身に浴びてパワー充電

第二観瀑台からは4段の岩場を流れ落ちる滝の様子が見られます。※写真は過去の大子来人です

今も昔も人々の心を惹きつけて離さない袋田の滝。昼と夜のコントラストを楽しめるのはこの時期だけ!

PM6:00
温泉でまったり

滝さんぽでちょっぴり冷えた身体を温めようと、3階の大浴場へ。内湯は木の香りがほのかに漂う檜風呂、雄大な奥久慈の借景や星空を独り占めできる露天風呂をお好みで楽しめます。どちらも「ハァ〜♪」とため息が漏れてしまうほどの開放感。敷地内から湧き出る袋田温泉はアルカリ性単純泉。筋肉や関節の痛み、冷え性などに効能があり、まるで全身に美容液を塗ったようにお肌がツルツルに♪夕方、夜、朝と変化するお風呂からの景色も格別です。

女湯の檜風呂は「小粋の湯」、露天風呂は「花祭り」という素敵な名前が付けられています

水戸藩時代「百病を治す湯」と言われ、戦時中は海軍の指定温泉としても利用された袋田温泉

ゆったりと足が伸ばせる檜風呂。窓の外の光景も風流です

AM7:00
夕食

さぁ、待ちに待った夕食タイム!楽しみに訪れたのは、1階の和風ダイニング「時季の音」。豊年万作は前菜からデザートまで、大子産はじめ茨城産の食材をメインに扱ったオリジナルの創作料理が自慢。腕利きの料理長が考案した見た目も美しい月替りのフルコースが評判なのです。シックで落ち着いたダイニングで味わったのは、大子名産の奥久慈しゃも、厳選した地場野菜などをふんだんに使った、色鮮やかな料理の数々…。どれも旬の食材の旨味を余すところなく活かしたものばかり。大子や茨城の地酒が更に特別なひとときを演出してくれます。食後は奥久慈ほうじ茶をゴクリ。最後まで地元づくしのメニューに感謝を込めて、ご馳走さまでした!美食の余韻を味わいながら、もう一度、温泉に浸かってきます♪

こだわりを感じる器や盛り付け。「いただきます♪」の声が弾んでしまいます

目で見ても美味しさが伝わる、季節感を取り入れたラインナップ。器まで食べられる小粋な前菜!

茨城県産のヒラメも堪能できる御造り。大子町は漁港のある日立市の近く。産地直送の鮮魚も味わえるのです

メニューの一例「秋茄子・秋鮭博多焼き」。旬を迎えた地場産の秋ナス、鮭をさっぱりとしたトマトソースで

奥久慈しゃもは相性の良い奥久慈豆腐、焼き葱、ブロッコリーと。まろやかな味わいに箸が止まりません!

わたしのオススメは「大子ブルワリー」の地ビール!料理と一緒に美味しく頂きました♪

AM7:00
朝さんぽ

鳥のさえずりで目覚める爽やかな朝。まだ観光客がいない静寂に包まれた袋田をゆるりと歩く…。そんな贅沢な時間を過ごしに、滝の水が流れる滝川沿いをテクテクと朝さんぽ。絵の具のパレットのように木々が赤や黄色に染まる、この時期ならではの光景を満喫しました。眼下に流れる浅瀬の滝川は、見ているだけで心が洗われるよう。童心に帰って「ここにも!あそこにも!」と川魚の家族を見つけながら歩いてしまいました♪

ベランダからの景色も絶景!全室から深緑が眺められるフォレストビューです

澄み切った清水が流れる滝川。日本一美しい鳴き声を持つカジカガエルも生息しています

色付く木々の下をゆったりとお散歩。ヒンヤリ心地よい早朝の空気を満喫できるのは宿泊客の特権!

AM10:00
朝食

豊年万作の朝食はハーフバイキングの和定食。この日は大津港産の大ぶりなイワシが主菜。大子名産のこんにゃく、濃厚な味わいの出来たて温豆腐といった朝の人気メニューがテーブルに並びます。バイキングコーナーでは、常陸大宮産の新鮮生卵、地元契約農家が手掛けた奥久慈米、茨城の農家が作ったドレッシングで味わう新鮮サラダ、茨城名物の納豆などが食べ放題。中でも梅干しは、女将お手製なのだそう!程よい酸味が口の中いっぱいに広がり、食欲をそそる逸品です。炊きたて、出来たてを味わえるのは、食が豊富な土地ならでは。いつもの朝食と比べて倍近く食べてしまいました♪

これぞ日本の朝食!といった心身が喜ぶメニュー。豆腐は柚子塩をかけて味わうのがオススメ

バイキングコーナーはこだわりの食材がズラリ!「あれもこれも食べたい♪」とつい取りすぎてしまいます

常陸大宮市にある「石黒たまご園」の平飼い有精卵。箸でつまめる弾力のある新鮮卵です!

AM10:00
お土産・チェックアウト

荷造りをしたら、ラウンジ隣にあるセレクトショップ「俵屋」でお土産をGET!茨城&大子の特産品を厳選した店で、朝食でもたっぷり味わった契約農家の奥久慈米、茨城三大銘茶の奥久慈茶、大子名産の生いものこんにゃくや湯葉が勢揃い。もちろん豊年万作が誇るアップルパイも販売されています。こだわりの旅館がチョイスしたお土産品なので、その味や品質は折り紙付き。家族や友人達にいっぱい購入してしまいました!チェックアウトを済ませて、そろそろ出発。すぐに帰ってきたくなる名残惜しい宿。リフレッシュしたくなったらまた訪れたいと思います♪

大子産生いもを使ったこんにゃくは、柔らかく、栄養価が豊富。刺身こんにゃくで堪能したい一品です

「ご飯の味が忘れられない!」というリピーター客が続出。豊年万作イチオシの地元契約農家の米も売店で販売中

駐車場内のアップルパイ売場もお忘れなく♪朝の9時頃から焼き立てが購入できます

旬の旅ガールおすすめ!周辺観光SPOT
黒田りんご園

茨城のブランド品「奥久慈りんご」の発祥の地で、約50ヶ所ある大子町のりんご園の中で最も歴史ある果樹園。日本一長寿の「陸奥(むつ)」の樹を持ち、茨城県で初めてりんごの木を植えたシンボル的存在です。約3ヘクタールの敷地内には、約800本80種類のりんごが鈴なりに実ります。海外から栽培指導に招かれる程の達人が育てるりんごは、どれも糖度が高く、実がギュッと締まってシャキシャキとした食感。9月初旬から12月上旬までりんご狩りのシーズン!最盛期を迎えた奥久慈りんごを、自分の手でもぎ取って味わってみてはいかがでしょうか?

茨城県久慈郡大子町小生瀬4445 8:00〜17:00 2018年りんご狩り期間 9月初旬〜12月9日 期間中は無休 0295-76-0327 大人350円、3歳〜小学生250円

たわわに実ったりんごの木。もぎ取ったりんごは1kgあたり648円でお持ち帰りできます

案内してくれたのは、黒田りんご園の黒田恭正代表。「今年も豊作ですよ!」とニッコリ

休憩所では旬のりんごを試食し放題!ジュースやジャムの加工品は贈答用に人気

 

奥久慈茶の里公園

大子町は日本最北のお茶の産地で、茨城三大銘茶・奥久慈茶が有名。奥久慈茶の里公園では地場産の茶葉を使った昔ながらの製法「手揉み茶」の体験ができます。「手揉み茶」は機械製茶よりも味や香り高く、茶葉の旨味を最大限に引き出せるのだとか。指導してくれるのは、「大子町手揉茶研究会」のメンバー。手揉み茶技術を競う全国大会で日本一に輝いた名人達です。焙炉(ほいろ)と呼ばれる台の上で、全9工程のうち、6番目の「もみ切り」という仕上げ揉みの第一段階からスタート。名人の手ほどきで世界に一つだけのオリジナル緑茶作りを是非チャレンジしてみましょう♪

茨城県久慈郡大子町大字左貫1920 開園時間:9:00〜17:00 水曜日、12月31日、1月1日 体験料金:一般1,550円、学生720円 0295-78-0511 手揉み茶体験所要時間 約60分(6名〜要予約)

茶葉は3〜5g、お湯は70度。葉が開くまで2、3分じっくり待ってから注ぐのが美味しいお茶の入れ方

長年の経験と勘が必要とされる手揉み茶。簡単なようで難しく、名人が揉んだ茶葉との差は一目瞭然!

小室栄寿さん(写真左)と見越政広さん(写真右)。500年前から変わらぬ手揉み茶の製法を受け継ぐ名人達です

 

こんにゃく関所

古くから栽培が盛んで、水戸藩の専売品であった大子町のこんにゃく。こんにゃく芋を粉末にする技術がこの地で開発され、全国に広がったことで知られています。こんにゃく関所はその名が示す通り、こんにゃく粉誕生の地・大子産の芋を使用したバラエティー豊かなこんにゃく商品が揃います。生芋を使ったこんにゃくをはじめ、とろけるような食感の生とろ刺身こんにゃく、絶妙な味付けの玉こんにゃくが人気。奥久慈特産のこんにゃくを凍らせて、乾燥させる「凍みこんにゃく」もお見逃しなく!老若男女に愛されるこんにゃくはお土産にも最適です。

茨城県久慈郡大子町袋田2698-8 8:30〜18:00 不定休(元旦は休業) 0295-77-5011

袋田の美味しい水、地元産の芋で作られたこんにゃくは、雑味のない芋本来の旨味を堪能できます

さまざまな味付けを施した丹精こんにゃく。お好みのものをお玉で掬ってチョイス

お食事処、湯葉や豆腐を販売する「ゆば壱」、ナポリピッツァが味わえる「コゾー」も併設

 

滝味の宿 豊年万作

〒319-3523 茨城県久慈郡大子町袋田169-3
TEL 0295-72-3011

  • チェックイン 15:00
  • チェックアウト 10:00
  • 施設備考 駐車場有(無料)/宴会場/会議室/ティーラウンジ/大浴場/露天風呂/売店/レストラン/カラオケルーム/マッサージサービス/送迎バス/館内フリーWi-Fi完備
  • 予約 公式ホームページより予約可
いばらき観光マイスターS級 阿久津良子さん

日本名瀑の一つ、袋田の滝から最も近い和風温泉旅館として、多彩な魅力を持つ大子の土地柄を活かしたおもてなしを続けてまいりました。日常を忘れ、大自然に囲まれた空間をゆったりと満喫していただければ幸いです。是非、お待ちしております。

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このページは2019年10月1日以前に更新されたものです。
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