あんこうの宿 まるみつ旅館(北茨城市)

oyado report

東京からたった2時間ちょっと。四季折々、海と山と湖の恵みを満喫できる茨城へ、小旅行に出かけませんか?
旅の拠点にぴったりの素敵なお宿と、1泊2日で楽しむモデルプラン。観光いばらき編集部が実際に宿泊して、皆さんにご案内します♪
日帰りじゃ遊びたりない。おいしいものもいっぱい食べたい。ゆったり羽を休めたい。そんな「特別」や「おもてなし」、「くつろぎ」を約束してくれる、いばらきのお宿。わたしたちが自信を持ってお勧めします。

今回の旅の舞台は、茨城県北茨城市。茨城県の北東端に位置する、穏やかな町です。東側は雄大な太平洋、西側は緑深き山々に面した風光明媚な場所はドライブやツーリング客にも人気の場所。特に海岸線は、日本近代美術に名を残す偉人・岡倉天心も愛した趣きある美しさに出会えます。
旅の拠点となるお宿は、あんこうの宿まるみつ旅館です。
茨城最北端の漁港・平潟港のすぐ近く。宿の名前にも銘打っているように、ここの名物はあんこう料理です。いばらきの冬の味覚の代表格・あんこう鍋の本場!美味しいグルメと温泉を堪能できる贅沢なお宿です。

国道6号線から平潟港方面へ路地を入っていくと、まるみつ旅館にまもなく到着です。客室数は15ほどの小さなお宿ですが、ここにはあっと驚くお楽しみがたくさんあると聞いてワクワクしながらチェックイン♪ドアを入ると、薄水色の可愛い小型車がお出迎え。てっきりオブジェかと思ったのですが、実際にこれに乗ってドライブできるのだとか!ぜひあとで借りてみることにしましょう♪本日のお部屋は二階、スタッフさんに案内してもらいながら館内を歩いていくと…「あっ!あんこう!」。こじんまりとしたお宿の中には、お客さんを楽しませようとスタッフさんの遊び心が満載です♪客室にはそれぞれお魚の名前がつけられているのもポイント。さらに、和室内のあちらこちらにもあんこうやお魚が隠れていてびっくり。滞在中、私たちを飽きさせてくれなそうです!

今回はどんな旅になるのか、胸躍らせながらチェックイン

受付横の黒板に注目!スタッフさん手描きのチョークアート♪

室内に置かれた館内案内もお手製。あんこうって愛嬌あるかも!

畳の縁がお魚模様なんです!

PM3:00

荷物をお部屋に置いたら、いそいそと1階に下りて受付へ戻ります。チェックインの時に気になったクルマを借りて、この周辺を探検です!スタッフさんに聞いてみると、これは電気自動車で「deai(出会い)」という名前をつけたのだとか♪貸し出し料金は、1時間1,500円。30分もあれば余裕で平潟港周辺をぐるりとめぐることができちゃいます。今回は特別に社長の武子さんがオススメルートでドライブに連れて行ってくれることになりました!「こんなに可愛いのに走りはパワフルなんですよ。しっかりつかまっていて下さいね」という言葉通り、快速に走っていくdeai。坂道もスイスイ進んでいきます。「朝、ここで競りが行われるんですよ」と港を走り抜け、自動車だと通れないような細い裏路地へもGO!風を感じながら、アトラクション気分で楽しめました。

可愛いのに強い!大人がふたり乗ってもグイグイ走ります♪

自動車が通り抜けできない路地裏にトンネル発見!

窓がないので爽快さ抜群!寒い時期は防寒もお忘れなく。

PM4:30

実は北茨城エリアは、茨城県内でも有数の温泉噴出地。市内にはいくつかの源泉が湧いていますが、ここまるみつ旅館は「平潟港温泉」が引かれています。さらに驚くことに、館内には7つのお風呂が!まずは、平潟港天然温泉が楽しめる1階の「赤御影石風呂」と「和室風呂」。こちらは男女入れ替え制なので、どちらに入れるかはその日のお楽しみです♪4階露天風呂は「あんこうコラーゲン風呂」!あんこうの豊富なコラーゲンに着目して、お湯にたっぷりと入れちゃいました。このほか、貸し切り出来る4種の個室風呂があります。海藻エキス溶け込む「美藻(びそう)の湯」、泥がたっぷり「美泥(びいどろ)の湯」、炭酸泉で新陳代謝にも◎の「美泡(びほう)の湯」、そして165センチもの深さがある「美深(びしん)の湯」。どれも美肌によいとされる、女性に嬉しいお風呂です。滞在中に全部制覇したくなっちゃう~!

どのお風呂も個性豊か。和室風呂は、なんと洗い場が畳敷き!

美泥の湯には、地元の陶器にも使われる蛙目粘土を使用。泥を肌に塗ってパックも◎!

美藻と美泥、美深は、宿泊者は無料で利用可!美泡の湯は追加料金が必要です。

PM6:00

さあさあお待ちかねの夕食です!「あんこうの宿」ですから、きっと美味しいあんこう料理が食べられると期待に胸膨らませながら夕食会場へ。あんこうの水揚げシーズンは、例年9月から春。常磐沖のあんこうは上物と言われ珍重されますが、北茨城の平潟港と大津漁港で水揚げされるものは特に大きく美味しいとも言われています♪あんこう漁の時期には、港から仕入れたばかりのものを毎日捌くというまるみつ旅館の料理長。あんこうは、水分量が多いので普通の方法ではうまく包丁が入らないため「吊るし切り」という手法で捌きます。見学できるプランもあるので、ぜひ一度職人技を見てみるのもオススメです!
今回の夕食は、あんこうのお鍋だけでなく前菜から焼き物、揚げ物、更にはデザートに至るまで「あんこう尽くし」のメニューです!ちなみに北茨城エリアでは、漁師料理に端を発する特別濃厚な「どぶ汁」と呼ばれるあんこう鍋を味わうことができます。その濃厚さゆえに好みが分かれるところですが、まるみつ旅館では濃厚さはそのままに初めての方でも美味しく食べられる味付けを研究。直接仕入れているからこそできる、大量のあん肝に注目!〆はもちろん、旨味をたっぷり吸い込んだ雑炊で最後の一滴まで味わい尽くして、ごちそうさま♪

お新香以外、全部あんこうを使った料理です!

まるみつ旅館のどぶ汁は、一度味わったら忘れられないとリピーター多数。

吊るした状態で身を切り分けていく「吊るし切り」。

常陸牛の上にあん肝がのった超贅沢なステーキ!口の中でとろけます。※別注品になります。3日前までに要予約。

お腹いっぱいでも食べずにはいられない、〆の雑炊。

デザートは「あんこうコラーゲン入りアイス」。かりんとう饅頭との相性抜群です♪

談話室でくつろぐ PM8:00

お腹がはちきれそうなくらい大満足の食事を終えて、さあまたお風呂……の前に、談話室 縁でちょっと食休み。建物1階の入り口横から室内へ一歩踏み込めば、思わずわあっと驚く素敵な空間が広がっています!奥にしつらえた暖炉、アンティークなウッド調家具に座り心地のよいソファ。壁に向き合った席は、読書や書き物にも良さそう……センスよく配された室内は、最高に居心地の良いリラックススペースです。入り口のカウンターにはコーヒーや紅茶など、セルフで自由に飲めるドリンクが。私がチョイスしたのは、岡倉天心ゆかりの五浦地域にちなんで開発された「五浦コヒー」。地元の工芸品・天心焼のカップにドリップして頂きます♪暖炉の前でロッキングチェアを揺らしながら、楽しかった今日を思い返して思わずにっこり。あまりの心地よさにうとうとし始める前に、お風呂に入って就寝しましょう。

朝6時~夜9時半まで、自由に利用できます。

茨城を代表するコーヒー店・サザコーヒーのドリップパックを頂けます!

お部屋に戻る途中の床に、マンホール発見♪実際のものだそう!

ひらかたさんぽ AM7:00

おはようございます!お天気は快晴、すっきりしゃっきり目覚めたところで潮風に誘われてちょっとお散歩へ出かけましょう♪昨日は電気自動車で下った坂道を、てくてく歩いて数分で平潟漁港が見えてきました。朝の漁港は、昨日とはまた違った雰囲気。道の途中では干物屋さんや、さつま揚げの工場を発見!漁師町らしい風景です。路地の先にひそんでいるカワイイ猫にも出会いました。車であっという間に通り抜けるだけでは見つけられないこんな出会いも、旅先での散歩の醍醐味です。

フォトジェニックな朝日にも出会えます。写真は茜平の朝日。

漁港も、朝と昼とでは違った顔を見せてくれるはず。

まるみつ旅館の玄関に鎮座しているあんこう神社にお参り♪

朝食 AM8:00

昨夜の晩ごはんがとっても美味しかったので、朝ごはんにも期待しながら食事のお部屋へ。どんなメニューかな…と想像していた内容をはるかに上回る、驚きの品が登場しました!オレンジ&青シソのあんこうコラーゲン入りフレッシュジュース、バーナーで炙って仕上げる鯛と平目のサラダ、鉄鍋に注がれたたっぷりのお味噌汁。そしてなんと、大きな鯛の塩焼きがまるまる一尾!!わあっと歓声を上げた私に、スタッフさんも満足げににっこり。更に「美味しいだけでなく、驚き楽しんでもらえるアトラクションもご用意したいと考えました」と言って料理長が丸い石を取り出します。それをお味噌汁の鍋に入れると、ジュワッ!と一気に沸騰して湯気が噴き出しました!いい香りが漂ってきて、食欲がそそられます♪「天心汁と言って、800度に熱した粘土石を入れて熱々の状態で召し上がって頂きます」と説明を聞きながら、さっそく器によそってひと口。鯛のアラから出る旨味がすごく効いていて美味です!さらに「鯛の身をご飯に取って鯛茶漬けも食べてみて下さいね♪」と料理長。朝からこんなに贅沢できちゃうなんて、最高の気分です!

驚きの連続にテンションMAX!子供も喜びそう!

サラダは、あんこうコラーゲン入り自家製ドレッシングで♪

鯛をたっぷり盛って、お茶漬けに。魚好きにはまるで天国!

お土産&あんこう研究所&チェックアウト AM10:00

朝食の興奮冷めやらぬまま、チェックアウトの支度をして1階へ。まるみつ旅館では、カウンター前の売店で北茨城のお土産をバラエティ豊富に取り揃えています♪まるみつ旅館オリジナルのお菓子や、ロビーで飲んだ五浦コヒーのドリップカップ、あんこう料理にもぴったりの地酒、朝食にも出ていた自家製岩のりなどなど。もちろん、あんこうにちなんだグッズもラインナップ!まるみつ旅館オリジナルの「あんこう研究所グッズ」は、可愛さ&実用性もバッチリで旅のお土産にもオススメです!あんこう研究所とは、まるみつ旅館が運営する施設。その名の通り、食や健康、美容、エコなど様々な視点からあんこうの活用法を研究しています♪あんこうコラーゲンも、この研究所の成果。あんこう吊るし切りの体験ができる「あんこう道場」も開講しているんですよ!まるみつ旅館、楽しすぎます!

美味しいと好評の自家製岩のり、お持ち帰り可です♪

研究所では、あんこうバーガーやラーメンなど新グルメも開発!

あんこう研究所グッズ、私も愛用しています!軍手はスマホ対応♪

旬の旅ガールおすすめ!周辺観光SPOT
茨城県天心記念五浦美術館

日本近代美術史に残る偉人・岡倉天心。彼はここ五浦の情景を気に入り住まいを移し、日本美術院を移転させるとともに弟子を呼び寄せ活動しました。そこには横山大観や菱田春草、下村観山、木村武山といったそうそうたる名前が。天心の偉業や五浦の作家たちの日本画等を紹介しているのがこの美術館です。常設展示室「岡倉天心記念室」には、天心の暮らしぶりがうかがえる展示も。また、太平洋を臨む場所に建っているので素晴らしい眺めを見ることも出来ます。お天気の良い日には、建物裏手の展望広場にもぜひまわってみてください!お弁当を持ってくれば、ピクニック気分も楽しめます♪

茨城県北茨城市大津町椿2083 午前9時~午後5時(4月1日~9月30日)
午前9時30分~午後5時(10月1日~3月31日)
※入館は午後4時30分まで
月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日休館)、12月29日~1月1日 0293-46-5311 入場料/岡倉天心記念室…一般 190円 高大生 110円 小中生 80円 企画展の入場料はそのつど設定されます

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岡倉天心のレリーフ前で一緒に撮影♪今年で開館二十周年を迎えました。

記念室内の作品は年に数回展示替えされます。菱田春草と木村武山の猫!

館内で説明を聞きながら閲覧できるプレーヤーを貸し出してくれます。

 

花園神社

常磐自動車道北茨城インターチェンジより、山側へ進むこと約30分。奥深き森の中に、朱色の豪壮な神社が現れます!ここ花園神社は、桓武天皇の時代である795年に征夷大将軍の坂上田村麻呂によって創建されたと伝えられる由緒ある御社です。かつては修験者が通う場所でもあったとか。境内には巨木が生い茂っていますが、その中でもひときわ目を引くのが手水舎奥の杉。まるで赤ちゃんを抱いているかのような、ぽっこりと膨らんだ幹は安産や子授けに縁起が良いといわれ、たくさんの人が訪れて手を触れていくそうです。また、御神木の三本杉は樹齢500年以上を数える古木。凛とした空気の中、木漏れ日が差す静やかな境内を散策して、パワーチャージ♪

茨城県北茨城市華川町花園567 0293-43-9212

大きく膨らんだ幹はなんだか神秘的。多くの人が訪れ、触れています。

春になると境内を彩るシャクナゲの柄が施された御守♪

宮司の神永さんにご案内いただきました!歴史深い花園神社、ぜひ訪れてみて。

 

野口雨情記念館
北茨城市歴史民俗資料館・野口雨情記念館

「七つの子」「赤い靴」「兎のダンス」「シャボン玉」などなど、数々の童謡の作詞者として知られる野口雨情は現・北茨城市磯原町の出身なんです!北茨城市歴史民俗資料館の1階部分には、そんな野口雨情の作品についてや遺品の展示が。作品の一覧を見てその数にびっくり!実際に着用していた衣服や直筆の書も見ることができます。館内に流れる童謡を聴きながら、ノスタルジックな気持ちにひたってみて。二階は北茨城市の歴史や文化を紹介する資料館になっています。また、すぐ近くには野口雨情の生家もあり、見学可能。雨情のお孫さんが管理されていらっしゃいます。

茨城県北茨城市磯原町磯原130-1 9:00~16:30 月曜日 入館料/大人310円、学生100円、シニア200円、小中学生無料 0293-43-4160

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音楽と一緒にシャボン玉が出てくるオブジェが♪

スタッフの岡部さん。オススメのお土産は赤い靴チョコです!

野口雨情生家は入場料100円です。

 

市場食堂
大津漁協直営 市場食堂

北茨城で美味しい海鮮を食べたいなら、まずはココへ足を運んでみてください!大津漁港に隣接した、漁業組合直営の食堂です。地元で水揚げされた地魚を中心に、鮮度バツグンの品をお値打ち価格で揃えています♪なんと言ってもオススメは海鮮丼。その日その時期の旬の素材がどんぶりの中にずらり。プリップリの白身魚、脂がのったマグロ、プチプチはじけるイクラなどなど……お口の中が幸せでいっぱいになる美味しさです!冬の季節限定で、北茨城名物のあんこうどぶ汁も提供しているので、ぜひこちらも味わってみてください。※あんこう料理は要予約です。

茨城県北茨城市関南町仁井田789-3 11:00~14:30L.O、17:00~19:30L.O 水曜日(祝日の場合は営業、翌日休) 0293-30-2345

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海鮮丼(小鉢、味噌汁、お新香付き)は1,350円です!

小上がりもある広い店内。少人数~大人数まで収容可能♪

隣にはよう・そろー物産館も併設。干物やしらす干しなど加工品を直売。

 

平潟港温泉 あんこうの宿 まるみつ旅館

〒319-1701 茨城県北茨城市平潟町235
TEL 0293-46-0569

  • チェックイン 15:00
  • チェックアウト 10:00
  • 施設備考 大浴場有/露天風呂有/駐車場20台収容可/宴会場/送迎有/ルームサービス有
  • 予約 公式ホームページより予約可
フロントスタッフ 成田さん

当旅館のイチ押しは、なんといっても新鮮な地物の魚介をふんだんに使ったお料理です!小さな宿ではございますが、お客様に滞在を楽しんで頂けるよう館内装飾や企画などスタッフが手作りで盛り上げております♪平潟港は徒歩ですぐの距離にあり、車で30分足を伸ばせば四季折々の景観を楽しめる花園渓谷もございます。冬はもちろん、一年中遊びにいらして下さい!

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このページは2019年10月1日以前に更新されたものです。
各種料金は、各施設にご確認ください。