冬の大子に魅せられて Spot04〜06

久慈郡大子町
冬の大子に魅せられて
 
後編
Spot 04
ゲルト・クナッパーギャラリー
13:30
茨城県久慈郡大子町塙1222
TEL:0295-72-2011(完全予約制)
 大子町を訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいのが、このゲルト・クナッパー・ギャラリーです。大子を拠点にして世界的な活躍を遂げたドイツ人芸術家であるゲルト・クナッパー氏の作品を目にすることができ、さらに、氏が愛した茅葺屋根の屋敷の佇まいも目にすることができます(特別展開催時以外は、完全予約制で10日前までに要予約)。
 ドイツ出身のゲルト・クナッパー氏(1943年〜2012年)は、世界各地で芸術の学びを重ねた後、日本を訪れ作陶活動を続けた人物。日本の著名な陶芸家たちの支援を受けながらその才能を開花させ、益子で活動した後、大子町で茅葺の屋敷を購入し、西洋風の飾り窓を付けた独自の形で蘇らせ、敷地内に登り窯を築いて、創作活動の拠点としました。
 2007年には、屋敷の長屋門を改装して、自身の作品を展示するギャラリーをオープン。クナッパー氏亡き後は、娘のウテ・Y・クネッパーさんが館長としてギャラリーの管理運営を続けています。大子の豊かな自然を愛し、西洋文化と日本文化を融合させたクナッパー氏の大らかで優美な作品をぜひギャラリーでゆっくりとご鑑賞ください。
 なお、大子には、「大子温泉やみぞ」「新月居トンネル」「湯の里大橋」など屋外でクナッパー氏の大型作品を目にできるスポットもあります。そちらのチェックもお忘れなく。
  • ゲルト・クナッパー・ギャラリーの入り口。地元の書家、中島鸞山氏による書が目印
  • 屋外にもクナッパー氏の作品が
  • 長屋門を改装してつくられたギャラリー内部
  • 館長でクナッパー氏の娘であるウテ・Y・クネッパーさん。茅葺母屋の保全にも力を注いでいる
Spot 05
Cafe 遊森歩 ゆーもあ
14:30
茨城県久慈郡大子町袋田一條2978-2
TEL:0295-72-6880
 冬の大子でのお茶の時間は、袋田の滝から車で5分ほどの森の中にあるCafe 遊森歩でどうぞ。大きなログハウスが目印のこのカフェは、鈴木仁子さんと武さんの姉弟が経営しています。建物は、武さんが得意の日曜大工の腕を生かして一人でつくりあげたものというから驚きます。Cafe 遊森歩のいちばんの自慢はなんといっても、テラス席から望む、視界に人工物がいっさい入らないフォレストビュー。真正面には男体山と長福山の優しい山容が構え、対峙しているだけで心が解き放たれていくようです。
 お勧めのメニューは、大子産のりんごを使ったアップルパイなどの自家製ケーキ。種類豊富なコーヒーや、大子特産の茶葉から作った奥久慈紅茶などと合わせてぜひセットでお楽しみください。駐車場も広く、ツーリングを楽しむバイカーたちにも人気。四季を通じて森の中で人々が集う、笑顔あふれる場となっています。
  • 大子のりんごを使った自家製アップルパイ。コーヒーも各種揃っています
  • 冬場は薪ストーブが焚かれます
  • 季節ごとの景色が楽しめる
Spot 06
月居 つきおり 滝見の湯 白木荘
16:30
茨城県久慈郡大子町小生瀬2879
TEL:0295-76-0373
 大子の旅の締めくくりは、やはり温泉で! 数多くの温泉場がある大子町の中でも、その湯質の良さ(効能は、神経痛、リューマチ、腰痛や、アトピー性皮膚炎。)と親しみやすい雰囲気で根強い人気を誇るのが、この「月居温泉 滝見の湯」です。「地区民直営のほのぼの温泉」と自ら謳うとおり、地元の人々が出資して運営しているのがこの温泉の最大の特徴。かつて近隣でゴルフ場開発が行われた際に偶然に掘り当てられた源泉を、この地区の観光資源にしようと地域の人々が知恵とお金を出し合って施設をつくり、地元民と観光客の温かな交流の場として続いています。現在は、内風呂2つと露天風呂2つがあり、食堂兼休憩所も完備。観光で訪れた方には、1日何度でも入れる1日券(800円・午前8時から午後4時まで)がお得です。また、宿泊施設もあります。ちなみに「滝見の湯」の名前の由来は、「袋田の滝を見た後にお立ち寄りください」の意味。かつてなんとか人を呼びたいと願って設立に奔走した地域の人々の想いが込められています。
  • 温泉入り口。このノスタルジックな風情が人気
  • 廊下を歩いて浴場へ
  • 広い畳敷きの食堂兼休憩室

露店風呂で温まりながら、地域の人々と交流をはかれるのもこの温泉ならではの魅力