"常陸大宮市辰ノ口の久慈川沿いに広がる真竹の竹林は、平地に生息するものとしては全国屈指の面積(10万㎡)を誇り、貴重な景観地である。この真竹の竹林は、日本古来のものであり、非常に良質であることから、大正天皇、昭和天皇の大葬の際に、竹垣の材として使用されてるなど、地域の誇りとして大切に管理されていたが、時代の変化による竹材の需要減に伴い、昭和末期以降荒廃していった。
現在は、埋もれていた地域資源である竹林を、地域住民の手で再整備し、全国から13,450名が来場した、「ひたち大宮DRAGON BAMBOO」のメイン会場として利活用するなど、新たな観光資源として再生させた。
今後は、広大な竹林から望む、豊かな里山と久慈川、辰ノ口堰といった特徴的な景観を活かし、フィルムコミッションをはじめ、年間を通して竹林の利活用を図っていく。"