荒川家住宅
- 筑西市田町甲 (旧 下館市)
- 江戸時代後期に建てられた商家。明治・大正・平成時代に一部増築及び改築されているが、日本の伝統建築の美しさをそのまま残し、レトロなモダンさも感じられます。
8畳の和室は、映画「HAZAN陶芸の光の下に」の撮影に使用されました。明治時代の金庫と、囲炉裏が雰囲気をかもし出しています。
大正後期につくられた洋間は、アールデコ調。板張りの床、しっくいの壁、ガラスも昔の板ガラスのまま保存されています。映画「HAZAN」では、椅子やテーブルもそのまま使用されました。
洋風のモダンさが感じられる荒川家の階段は、ステンドグラスの採光窓、アンティークの照明が印象的です。
明治25年に増築した2階、8畳の和室は廊下のガラス戸からやわらかな光が差し込みます。映画「HAZAN」では波山の生家という設定で撮影が行われました。
古い建物
~に見える場所
坂野家住宅
- 常総市大生郷町 (旧 水海道市)
- 大生郷の旧坂野家の住宅、地元では「だいじん屋敷」とも呼ばれる豪農の家。主屋と切妻造り、茅葺きの表門、表門に続く土塀などが、国の重要文化財に指定されています。現在修復工事中(平成17年度完成予定)の主屋は、居室部と座敷部に分かれ、南側に入母屋造りの玄関が付設されています。「四間取り」を基調とした江戸時代の広間型民家の典型。敷地内の建物・庭園・自然などが、時代劇をはじめ、さまざまな撮影に使用されています。
山里の雰囲気を感じさせる坂野家敷地内の竹林。微妙にくねった道が、撮影に向いています。
主屋まで上がっていく坂道は、傾斜する角度が撮影に適しています。黒板塀と坂道とが、印象的なシーンを演出します。茅葺きの表門「薬医門」は、本来は武家屋敷に設けられた門で格式を感じさせます。
「月波楼」は、坂野家の文人当主が建てた書院。多くの書家や画家たちが訪れ、活動の場としていたため、襖絵をはじめ優れた作品が残されています。建物に使用されているガラスも昔のままのもので、このガラスにこだわる監督さんも多いです。2階からは、秋には紅葉が見えます。
古い建物
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