IBARAKI Standard:水戸まち歩きガイド

水戸まち歩きガイド
IBARAKI Standard 水戸
城下町をめぐる旅
 水戸徳川家の城下町として栄えてた水戸の市街地は、北側の那珂川と南側の千波湖に挟まれた馬の背状の台地を巧みに利用した独特の町づくりをもとに発展してきました。江戸時代、水戸城郭があった水戸台地に広がる「上市」と、千波湖の東側の低地を埋め立ててできた町屋町「下市」が整備され、この町割が今の水戸の街並みにその面影を残しています。さらに城下の外には、水戸藩9代藩主・徳川斉昭公によってにつくられた「偕楽園」や千波湖が作り出す風光明媚な美しい景観が広がり、水戸ならではの風景が楽しめます。先人たちの息づかいを感じながら、城下町・水戸を散策してみてはいかがでしょう。
歴史を伝える建造物
江戸時代の総合大学「弘道館」は、日本最大級の藩校であり、水戸藩の思想や理念を伝える重要な遺構を数多く残しています。弘道館のある三の丸のほか、大手門、二の丸角櫓などが復元された二の丸跡一体は、水戸城周辺地区の魅力を伝える新たな名所として整備されています。
さらに市街散策もおすすめです。戦災を免れた貴重な近代建築や昭和レトロな商店街など、歴史とともに発展してきた水戸ならではのディープなスポットも注目です。
備前堀と下町情緒
下町情緒あふれる下市地区。水戸藩初代藩主徳川頼房公が伊奈備前守忠次に命じ築かれた「備前堀」を中心に、地元の方に愛される人情味あふれる商店街が今も健在です。水戸を代表する銘酒や銘菓の製造元や納豆工場などが点在し、水戸らしさを堪能できる魅力的なエリアです。
緑豊かな千波湖周辺
古くは、水戸城の堀の役割を担っていた千波湖。偕楽園から見下ろす水辺空間は、街のオアシスとして多くの市民に親しまれています。周辺には、桜の名所として知られる「桜山公園」や水戸市街へと続く「千波公園西の谷」など、四季折々の風景を眺めながら、ほのぼのとした散策が楽しめます。
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