旧玉里村の上玉里・小松家から寄贈され、1994年に現在の場所に移築された古民家です。創建の時代は1700年代(江戸中期)とされています。地域の特色を現す曲がり屋の造りで、もともとは庄屋格の人物の家とされています。中には厩もあります。周囲は簡単な庭園が造られており、背景のヌケも良いので、時代劇にも対応できます。
南面の建具は半分下が板で仕切られた珍しい造りで、蔀戸と呼ばれているものです。
室内は広間型の間取りで、田の字型、三本溝の敷居、太くない梁など要所に特徴があります。土間と炊事場のかまどがあり、実際に使用することができます。
客間・居間用の囲炉裏場は柿渋で仕上げられた床や壁材が美しいです。