宝篋山 登山体験レポート

宝篋山_登山体験

宝篋山登山をする前に

宝篋山は「山口コース(1) 」「山口コース(2) 」「新寺コース」「小田城コース」「極楽寺コース」「常願寺コース」の6つのコースで楽しむことができます。
それぞれのコースで、出発地・目標地点・所要時間などが違い難易度が異なるため、自分に合ったコースを選ぶことが大切です。

宝篋山トレッキングマップ宝篋山トレッキングマップ

 

山口コース(1)

距離:約3.5キロメートル
所要時間:登り約120分、下り約140分

山頂から万博記念の森までは、雑木林の中を季節の木々・花を楽しみながら歩くことができ、岩の群生と沢の景観を楽しめるコース。

山口コース(2)

距離:約2.0キロメートル
所要時間:登り約90分、下り約60分

山口コース(1)からの分岐コースで、雑木林の中を 1.2km 登ると一休みできる岩があり、ここからも関東平野を一望できるなど、景観と森林浴を楽しめるコース。

新寺コース

距離:約3.2キロメートル
所要時間:登り約120分、下り約80分

山口コースとの分岐から集落内を700メートル進み登り口の看板が目印。細い登り道を1.3キロメートル進むと山口コース(2)と合流するコース。

小田城コース

距離:約3.2キロメートル
所要時間 :登り約120分、下り約80分

「下浅間」「硯石」「七曲」「堂平」を経由しながら楽しめる。

他のコースと組み合わせればおもしろいコース。

極楽寺コース

距離:約3.0キロメートル
所要時間:登り約105分、下り約70分

小田休憩所から山頂方向へ進み、コブシの大木付近には、大きな岩やヤブツバキの群生が見られる。大岩群と山桜の森を抜け、山頂へ向かうコース。

常願寺コース

距離:約4.0キロメートル
所要時間:登り約130分、下り約110分

宝篋山小田休憩所を東に進み、「尖浅間」山頂を経由し、尾根づたいに野鳥の森・山桜の森を通って宝篋山頂へと続くコース。

 

宝篋山登山体験記

宝篋山_宝篋山小田休憩所宝篋山小田休憩所

宝篋山はつくば市北東部にある標高 461メートルの山です。古くは三村山あるいは小田山と呼ばれ、山頂の宝篋印塔 (高さ約2メートル)をはじめ、周辺には歴史的石造物が数多く残っています。また、富士山の良好な眺望が得られる地点として、国土交通省関東地方整備局が平成 17 年に選定した「関東の富士見百景」に選ばれています。

今回は、宝篋山小田休憩所をスタート地点とする「極楽寺コース」から登っていきます。

宝篋山の山頂目指して、いざ出発!

宝篋山_宝篋山小田休憩所外観 宝篋山小田休憩所の外観

スタート地点となる宝篋山小田休憩所にはベンチ・登山地図、施設内トイレがあり、出発準備を整えられます。
出発すると最初は登山口を目指し、あぜ道を進んでいきます。
途中には、道しるべもあり、登山口まで迷わずに進むことができます。

宝篋山_スタート地点から進む農道スタート地点から進む農道

宝篋山_極楽寺コースの道しるべ極楽寺コースの道しるべ

宝篋山_登山口にはフェンスが設置登山口にはフェンスが設置

登山口を進むと道が徐々に登山道になってきます。
登山道は程よい傾斜で比較的整備されており、初心者でも歩きやすい道となっています。
歩き始めるとすぐに、茨城県指定有形文化財の「石造五輪塔」へと続く道が出てきます。

宝篋山_石造五輪塔との分岐点

石造五輪塔との分岐点

宝篋山_石造五輪塔

石造五輪塔

積み上げられた仏教思想に基づく五大要素「地水火風空」を象徴してしているとのこと。つくば市の指定文化財にもなっている。四角型や丸型など、形も大きさも不揃いな石なのに、しっかりとバランスでとれていて、重厚な姿が印象的です。

沢のせせらぎを聞きながら進んでいける!

心地よい水のせせらぎを聞きながら、小川沿いをしばらく歩くと、足場には石の階段もチラホラと出てきます。時折、現れる奇岩や鳥たちのさえずりが、非日常感を演出してくれるので、普段とは違う世界にいる感覚になれるのも、楽しみポイントです。

この日は、多くの登山客とすれ違い、挨拶や軽い会話を交わしながら進んでいけました。

宝篋山_登山道 入口登山道 入口

宝篋山_せせらぎが聞こえる登山道せせらぎが聞こえる登山道

宝篋山_登山道に沿って流れる小川登山道に沿って流れる小川

個性豊かな3つの滝

宝篋山_慈悲の滝

慈悲の滝

極楽寺コースを登ると最初に出会える滝。
落差は小さく、水の流れる音からは、癒しを感じられます。

宝篋山_白滝

白滝

極楽寺コースの中でも大きな滝。
階段状に形成された滝で、マグマが冷えて固まった白い花崗岩も見受けられます。

宝篋山_葵の滝

 葵の滝

極楽寺コース最後の滝。コースのおよそ半分くらいの場所に位置する滝で、落差も大きくなく、せせらぎを聞きながら一休みするのに良い場所です。

平坦な道から大きな岩場まで、登山の醍醐味を楽しめる

葵の滝から山頂までは、約1.4キロメートルで急勾配な場所や、大きな岩が足場となる場所など、道中の雰囲気が変わります。
さらに進むと、宝篋城の土塁や空堀跡なども見ることができます。

ワンポイント!

この先には、トイレが完備された休憩所や、ベンチが設置されている箇所もありますので、無理なく休憩しながら登ると、楽しく登山できると思います。
また、登山初心者の方は特に、水分補給をこまめに取りながら進む行くことをオススメします。

宝篋山_純平歩道との合流地点純平歩道との合流地点

宝篋山_勾配が急になる道中勾配が急になる道中

宝篋山_宝篋城の土塁宝篋城の土塁

宝篋山_宝篋城の空堀跡宝篋城の空堀跡

宝篋山_トイレ設置の休憩所トイレ設置の休憩所

宝篋城とは?

南北朝時代(1300年代)、北朝方の武将・高師冬(こうのもろふゆ)が、宝篋山の麓にある、かつての常陸の名門・南朝方の小田氏を攻めるために陣を敷いた場所と伝えられています。

ついに宝篋山の山頂へ!!

細かい休憩を挟みながら、登り続けると、山頂にある浅間神社の鳥居がみえてきます。

心の中に新たな力が湧いてくるのを感じながら歩みを進めていきます。

そしてついに、宝篋山の山頂に到着すると視界が一気に開け、目に飛び込んできたのは、息をのむような大パノラマ。
土浦市や、つくば市の街並みが広がり、その向こうには、雄大な筑波山が堂々とそびえ立つ景色は迫力満点です。

宝篋山_宝篋山頂から眺める絶景

宝篋山頂から眺める絶景

宝篋山_霞ケ浦も見渡せる霞ケ浦も見渡せる

宝篋山_宝篋山から見る筑波山宝篋山から見る筑波山

宝篋山_宝篋山 山頂宝篋山 山頂

宝篋山_筑波山を綺麗に見られるスポット筑波山を綺麗に見られるスポット

宝篋山_石造宝篋印塔宝篋山の名前の由来となった石造宝篋印塔

汗をかいて辿り着いたからこそ、この景色は特別なものになるのだと感じました。
下山後も心地よい疲労感とともに、心は達成感と満たされた気持ちでいっぱいでした。
また、道中で出会った皆さんの中にも、初心者の方もいて「想定以上の時間をかけて登ったけど、凄く楽しかった」と笑顔で、お話してくださいました。

宝篋山は、気軽に登れる山でありながら、登る人それぞれの心に、忘れられない感動を与えてくれると思います。
皆さんもぜひ、宝篋山の登山を楽しんでみてはいかがでしょうか

  • 【ID】P-1941
  • 【更新日】2026年3月31日
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