スーパードライ ミュージアム
(アサヒビール 茨城工場)
守谷市緑1-1-1
都心からもアクセスがしやすい守谷市にあるアサヒビール茨城工場に併設されたミュージアム。
「スーパードライ」の品質・鮮度向上に向けた取り組みとこれまでの歴史を紹介するとともに、「革新的・都会的・明日への活力」というブランドの世界観を五感で体感できる体験型施設です。
ミュージアムツアーはビールの試飲もできたり、家族連れでも楽しめるドキドキワクワクの体感施設や学びがたくさんあります。
2023年からツアーは有料化されましたが、とても人気でお早目の予約がオススメです。
※工場見学は要予約です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
体験レポート
SUPER DRY THEATER
ツアーが始まり、まずは全長17メートルの大型スクリーンがあるシアタールームへ。
空間を囲い混むように設置された大型スクリーンには、ツアーのイントロダクション、そしてスーパードライのこだわりが映し出されます。
映像の迫力はもちろんのこと、パカッと缶を開ける音やトクトクと注がれジュワッと広がる泡の音、臨場感のある音と映像にツアーへの期待感が高まります。
映像上映が終わると次の体験スペースへ。移動中もスーパードライならではの展示が点在しています。
黒に赤のライトが映えるイントロダクションでは、両側に製造シーンが流れるモニター。
45秒で上がりきるエスカレーターの隣の階段には、その「45秒間」で製造されるビールのプリント。
そして館内には様々な箇所にスーパードライにまつわるトリビアが散りばめられ、
ドライクルーの案内のもと、クイズや展示で楽しく学ぶことができます。
SUPER DRY 318 THE DIVE
発酵タンクに見立てた模型と無数の球体。
辛口の決め手となる「318酵母」に見立てたキネティックライトは、後方にあるスクリーン映像と連動し、発酵タンクの中で起こっていることをダイナミックに表現します。映えスポットであると共に、まるで小宇宙に迷い込んだような感覚を味わえます。
発酵の次は熟成へと進みます。次のブースへと進む間の窓からは、その熟成中のビールが入った直径8メートル、高さ20メートルのタンクを確認することができます。茨城工場にあるタンクは約150本!窓からは一部のタンクしか確認できませんが、地上60メートルの試飲会場からは、ほとんどのタンクを確認することができます。茨城工場では機械での品質チェックのほかに、十数人いる味覚のスペシャリスト「パネリスト」が、ビールの品質にばらつきがないか味に違いがないかなどを確認する「官能検査」を毎日行っています。

SUPER DRY GO RIDE
いよいよミュージアムのメインコンテンツであるスーパードライ ゴーライドの登場です!
4面のスクリーンには、完成したビールがアルミ缶に充填される工程が映し出されます。
体感映像の目線は、その充填されるアルミ缶の上から。
スピード・スケール感がある映像と共に、椅子が振動したり風やミストが噴射されたりと
まるでジェットコースターのようにレーンを進む充填工程を臨場感たっぷりに体感することができます。
スーパードライゴーライドを体感したあとは、実際の製造ラインを大きな窓から観ることができます。
体育館のようなこの充填作業場は、なんとジャンボジェット機が3機すっぽり収まる広さ!
茨城工場は総合飲料工場のため、奥にはビール以外にもペットボトル容器のソフトドリンクの製造ラインも見えます。
次の試飲ホールまでの道筋には、アサヒビールが取り組んでいるサステナビリティのひとつである再資源化の展示が。なんとアサヒビールでは全工場で再資源化100パーセントを達成してるとのこと。ドライクルーのお話によると、工場には「ゴミ箱」が存在せず、替わりに「分別ボックス」が並んでいて、出たゴミを細かく分類し、全て再資源へまわしているとのこと。"現状のままでいいや"ではなく、少しでもロスを減らすために年々試行錯誤して100パーセントを達成できたとのことでした。
ジョッキグラスの画が映える階段横のエスカレーターを上ると、ラグビーワールドカップ2023時のユニフォームや、海外で販売されているビールの展示がひろがります。
さらにプロジョクションマッピングが廊下一面に広がり、試飲へのワクワク感が高まります。
海外で販売されているビールも展示されています。アサヒビールは日本、オーストラリア、中国、台湾の5か国で製造され、それぞれパッケージに違いはあるけども、味は日本と全くかわらないとのこと。
SUPER DRY HALL
期待高まる試飲会場へと着くと、「キンキン」に冷えたビールを表現するミストの噴射がお出迎え。試飲会場では工場できたてのスーパードライを2杯まで楽しむことができます。1杯目は会場スタッフさんが丁寧に注いだものを。2杯目は自分でサーバーを使って注ぐか、泡アートかを選べます。この日の泡アートは夏仕様のひまわり。おつまみには売店でも売っている「ザルツプレッツェル」が用意され、しょっぱすぎないパリパリとした食感と共に、喉にすっと入ってくる工場できたてスーパードライは最高でした!
会場にはゆっくり座ってビールを味わえるテーブル席も用意され、さながらBarのよう。また、試飲会場は地上60メートルにあるので、東京ドーム約9個分ある工場の敷地内を見渡すことはもちろん、晴れている日はスカイツリーや富士山、牛久大仏が見えるとのことでした(この日はあいにくの雨模様)。
なお、ドライバーの方やお子様にはソフトドリンクが用意されています。
スタッフさんにインタビュー
アサヒスーパードライに合う、おすすめのおつまみを教えて!
試飲スタッフさん
1位:チーズ
2位:スナック菓子
3位:クラッツ(ペッパーベーコン味、枝豆味)※ミュージアムショップで販売中
ツアーに対する思いを教えて!
ドライクルーさん
スーパードライ ミュージアムは、ただの「工場見学」ではなく「ミュージアムツアー」という形で、ビールを飲む大人だけでなく、親子でも楽しんでいただけるミュージアムツアーです。
光の演出やミスト・スモークなどの様々な仕掛けは、大人も子どももワクワクさせ、五感でスーパードライの世界観を体感することができます。
「見る」だけでなく、五感で「体感」した感動をぜひ持ち帰っていただきたいです。
施設情報
スーパードライ ミュージアム
(アサヒビール 茨城工場)
【住所】
茨城県守谷市緑1-1-1
【ツアー参加費】
20歳以上:1,000円
小学生以上:300円
※詳細は公式サイトをご覧ください。
【お問い合わせ】
0297-45-7335
電話受付時間:9時15分~16時 (休業日を除く)
【営業時間】
9時30分から16時50分まで(ショップ閉店時間:16時40分)
【休館日】
年末年始・指定休日
※公式サイトをご覧ください。
【アクセス】
- 車利用
常磐自動車道谷和原ICから車で約10分 - 公共交通機関
つくばエクスプレス・関東鉄道常総線守谷駅から無料シャトルバスで約10分(要予約)